天皇の戦争宝庫 ──知られざる皇居の靖国「御府」

天皇の戦争宝庫 ──知られざる皇居の靖国「御府」

825円 (税込)

4pt

3.5

存在が隠されている一角が皇居にある。かつて「御府」と呼ばれた五つの施設。振天府(日清戦争)、懐遠府(北清事変=義和団事件)、建安府(日露戦争)、惇明府(第一次大戦、シベリア出兵)、顕忠府(済南・満州・上海事変、日中・太平洋戦争)には、戦利品や戦病死者の写真・名簿が収蔵され、天皇が英霊に祈りを捧げていると伝えられた。国威発揚、戦没者の慰霊・顕彰、国民と軍に対する教育施設、つまり「皇居の靖国」といえる。しかし、戦後その存在は封印されてしまった。皇居に残された最後の禁忌を描き出す歴史ルポルタージュ。

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天皇の戦争宝庫 ──知られざる皇居の靖国「御府」 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

     皇居南東部に建設された5つの「御府」をめぐる近代史。著者は日経新聞で皇室・近現代史を担当した編集委員(刊行当時)。
     日本軍が数々の鹵獲兵器を所有していたことは知っていたが、それが皇居内にあったとは知らなかった。著者によれば、御府には振天府(日清戦争)、懐遠府(北清事変)、建安府(日露戦争)、惇明

    0
    2023年10月01日

    Posted by ブクログ

    日清戦争以来の戦利品を収納する建物「御府」が皇居内に存在していた(建物自体は今も存在している)とは、全く知らなかった。
    天皇は、太古から国と一体となって戦争をしていたと言えるのだろう。
    天皇を護るため、平和主義者の仮面を被らせた、或いは自ら被った、という事なのであろう。

    0
    2024年08月07日

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