日陰の娘と貴公子の秘密

クリスティン・メリル / 深山ちひろ

これからずっと、私は日の当たらぬ花。妹のためにそう決めたはずなのに……。

社交界の華ともてはやされる妹と、それを陰ながら支える姉。エイミー・サモナーが妹の引き立て役に甘んじているのには、世に知られざる“サモナー家の秘密”が関係していた。無口で品位漂うとされる妹はそのじつ、知的ハンデを負っているのだ。母が亡くなり、幼い頃からずっと面倒をみてきたエイミーは、みずからの結婚をあきらめ、生涯、陰ながら妹を助ける道を選んだ。あるとき、名士である姉妹の父に近づこうとする野心家のベンが妹に求婚する計画があると聞き、エイミーは警戒心を強める。絵に描いたような美男子の彼は公爵の落胤と聞くが、謎の多い人物だ。ありのままの妹を本気で愛してくれる人としか結婚はさせられないわ！だが、そう心に誓った彼女自身が、よもや彼の虜になろうとは――■つねに予想もつかない展開を編み出す人気作家C・メリルの作品をお届けします。助けを必要とする最愛の妹のため、みずからの婚期を犠牲にしているエイミー。妹の不埒な求婚者に対する複雑な思いに葛藤しますが、ベンのほうも彼女に惹かれたくない理由が……。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: ハーレクイン・ロマンス小説
• 出版社: ハーレクイン
• 掲載誌・レーベル: ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル
• ページ数: 256ページ
• 電子版発売日: 2017年07月31日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[Ikm · ★★★★☆]

面白かったですが

コミックが良く描かれていました。
最後のエピソード以外は。
コミックも話しは成立しますが、最後のエピソードはヒーローの人となりを良く表しています。それと、邦題が好きではありません。
ウエディングゲームそのままでもいいような気がします。邦題は暗い。
なので★一つ減らしました。

[ブクログ · ★★★☆☆]

美人の妹を陰となって支えるヒロインと、その妹に求婚しようとしている野心あるヒーロー。
前半のヒロインとヒーローの攻防が面白くてページを捲る手が止まらなかった。
だけど終盤のヒーローの人まかせにする感じが受け入れられなくて勿体無い作品、という印象に終わった。