誰がアパレルを殺すのか

誰がアパレルを殺すのか

1,650円 (税込)

8pt

アパレル業界がかつてない不振にあえいでいる。オンワードホールディングス、ワールド、TSIホールディングス、三陽商会という業界を代表する大手アパレル4社の売上高は激減。
店舗の閉鎖やブランドの撤退も相次いでいる。またアパレル業界と歩みをともにしてきた百貨店業界も、地方や郊外を中心に店舗閉鎖が続き、「洋服が売れない」事態は深刻さを増している。
なぜ突如、業界は不振に見舞われたのか。経済誌「日経ビジネス」の記者が、アパレル産業を構成するサプライチェーンのすべてをくまなく取材した。
ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、「もう、"散弾銃商法"は通用しない」と業界不振に警鐘を鳴らす。
大手百貨店首脳は「我々はゆでガエルだった」と自戒。業界を代表する企業の経営者から、アパレル各社の不良在庫を買い取る在庫処分業者や売り場に立つ販売員まで、幅広い関係者への取材を通して、不振の原因を探った。
また本書では、業界の将来を担うであろう新興企業の取り組みについても取材した。ITなどを武器に、業界の「外」から勢力図を変えようとするオンラインSPA(製造小売業)や、業界の「中」から既存のルールを変えようと挑戦するセレクトショップなど、国内外の新興プレーヤーの取り組みを紹介する。この1冊を読めば、アパレル産業の「今」と「未来」が鮮明に見えるはずだ。

【登場する企業】
オンワードホールディングス/ワールド/TSIホールディングス/三陽商会/ファーストリテイリング/ストライプインターナショナル/GAP/H&M/三越伊勢丹ホールディングス/大丸松坂屋百貨店/高島屋/そごう・西武 など

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誰がアパレルを殺すのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大手百貨店の閉店のニュースを見ても、ああ不景気もあって高い服は売れなくなってきてるんだなあ、と思うくらいだったけど、この本で、アパレル業界の根深い構造上の問題があるのだと、その歴史も含めて知ることができ、面白かった。

    最近買い物に行っても同じようなオーバーサイズやロング丈の服ばかりで、ブランドの違

    0
    2019年04月07日

    Posted by ブクログ

    めっちゃおもしろかった。百貨店や実店舗からZOZO愛用者になっていて、なんとなく感じていたアパレル、百貨店の洋服販売の窮地。そうなるまでの社会の変換、製造・企画・販売の工程をふまえて知ることができた。
    業界は違えども自分の会社はどうか?と考えてしまう。過去の慣習にとらわれて、「無自覚の自殺」をしてい

    0
    2019年01月13日

    Posted by ブクログ

    アパレル業界で働いたことはないけど、面白く読めた。団塊ジュニア世代には、80年代のDCブランドブームの話が懐かしかった。90年代には、バッタ屋で服買ってたなぁ。バブルがはじけてから成人してるし、底辺フリーター時代が長いから、高いブランド物とかには縁がない。百貨店では化粧品かデパ地下グルメしか買わんな

    0
    2018年10月07日

    Posted by ブクログ

    日経ビジネスの記事「買いたい服がない」を読んだ。当時、私自身がそう思っていたので、タイトルだけでツボにはまった。それに大幅な加筆・修正をしたというこの本は興味ありありで手に取った。
    大きく分けて内容は老舗アパレルの衰退、SPA、通販が主力の新興勢力、そして海外を見ている企業とそれ以外の企業の動向とい

    0
    2018年04月05日

    Posted by ブクログ

    戦略立案のヒントを他業界から、学ぶたいという人に是非読んでほしい。
    いま、アパレル業界で起きている変化は、全ての業界で起こりうることが濃縮されている。

    グローバルのメガプレイヤーの存在。テクノロジーを活用した新しい購入、利用体験の提供。スタートアップによる、これまでの業界慣行を壊すビジネスモデルの

    0
    2018年01月14日

    Posted by ブクログ

    最近自分の着る服を作るようになりお店で売ってる服に魅力をあまり感じなくなったところにパッと目に止まった本。
    仕事していた頃セオリーやプラステが好きでよく買っていたけどユニクロ傘下だったこと知らず驚き。日本アパレルの歴史の話はわかりやすく良かった。あと、ユナイテッドトウキョウをチェックしてみたい。20

    0
    2023年11月05日

    Posted by ブクログ

    タイトルが衝撃的だが、内容も衝撃的だった。
    そもそも私生活でもアパレルには特に興味がなく、興味本位で手に取ったが思った以上に勉強になった。
    とにかくIT化はどの業界にも多大な影響を与えたのだなと。一番肌に触れる服ですら、肌に触れずに買う時代。まあ口にする食品もそうなのだから、リアル店舗の優位性が活か

    0
    2021年09月29日

    Posted by ブクログ

    2021年17冊目。満足度★★★★☆ 2017年出版で話題になった本。アパレル業界の内外のたくさんの企業が登場。これを読むと、業界にかかわらず「人真似」ではなく「独自性」「こだわり」「差別化」などの重要性を改めて感じた。

    0
    2021年03月20日

    Posted by ブクログ

    とても分かりやすく書いてあり、理解しやすかった。
    顧客に寄り添った接客力やトレンドのデザインの追求も大切だけど、洋服やファッションに対する価値観が変わってきている時代の流れに合わせて、商品の質、価格の設定、ビジネスモデルは顧客に支持されてるか、そこを改めて考えなければいけない。
    他業界の常識も、アパ

    0
    2020年05月17日

    Posted by ブクログ

    2019/02/20
    アパレル業界の慣習、状態が良く分かる。
    消費者マインドもまさにと行ったところ。
    業界は良くなるだろうか。

    0
    2019年02月20日

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