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Posted by ブクログ
この巻でようやく物語の文脈が整理されたと見ていいだろう。生物的な進化が、こちらの世界とは異なった選択を行っている世界である。
端々に見えるきな臭さが物語の方向性をほのめかしている。内務省であるだとか、明らかに検閲(あるいは自主規制)を挟んでいるだろう「ケーキの騎士」なる絵本だとか、ふわっとした日常系物語で終わらないだろうことが見て取れるところだ。
それにしても、生物の進化や差別を含む歴史的な動向など、物語世界が持つ色合いの濃さは特筆すべきものだろう。問題は、それがストーリーの本筋と現状から待っていないところだろうが。
今回も星四つで評価したい。
世界観とストーリーのミスマッチという点で言えば「共学校を選びながら百合百合しい女子高的な雰囲気を作るストーリー」という点でも同様で、どうしても評価が上げられない。
このミスマッチが物語の深みとして活かされるときが来るのだろうか。少し様子見したい。
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