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匿名
5巻から、高校生編スタート
ここからは、高校生になった主人公のりんが、いろいろな経験を通して、母親とは、ダイキチとはなんなのだろうと考え始めていきます。
当時初めて読んだ時は、5巻からいきなり雰囲気の違う別のまんがになったように感じ、かなり戸惑いました。たぶん、多くの人がそうだったのではないでしょうか(笑)
今回、久しぶりに読み返してみて、後半もずっとテーマが一貫していたことに気づきました。
りんが大人になっていくことは、つまり、いままで愛情をそそがれていた子どもの立場から、子どもたちへと愛情をそそぐ立場へと移行していくことなわけです。
そこでりんが考えたり悩んだりすることは、りんのように特殊な生育環境でなければなかなか考えないことのような気もします。
そして、ダイキチがどのような気持ちで自分を育ててくれたのかを理解していきます。
舞台装置としての特殊な家庭環境によって、ふつうの環境にいる人には見えにくいことが姿を現し、そこで出てくる自由な発想と思いに、はっとさせられるのです。
Posted by ブクログ
作者が本当に書きたかったのは…、こっちかな? いや、違うかも。なんてね。
では仕切り直し。
作者のそもそもの着想は、こっちだったんじゃないかなーという印象を持ちました。そこまでのお話の整理を、りん6歳から書いてたら4巻分使っちゃったみたいな。
さすがに無理がある解釈かな。でも、そのくらい、キャラクターとストーリーの生き生き感が変わった気がするのです。高校1年生という子どもと大人をとても中途半端に持ち合わせている感じの絶妙な表現とか。
#作者のお子さんってこの年代なんじゃ…(追記)違ったみたい…
でも、コーキが自分のクラスにいたら嫌ってたかもなーとは思ってしまった(^^;;;。
あと、二谷さんのできた人っぷりが相変わらずハンパないっす。不憫だ。
Posted by ブクログ
勢いも手伝って、女の子を育てることになった30歳の未婚の男(仕事もある)、ダイキチ。彼が、小さな女の子「りん」と暮らすことによって体験するのは、まったくもって世の親が直面するものとおんなじモノ。
保育園の送迎があるから、残業の少ない部署に異動希望。
実の母親に、子育て能力(自覚)がない。
仕事しながら入学準備、授業参観、炊事、洗濯、宿題の点検・・・・・・
この辺に、妙な共感があったりするWMなのだな。しかも彼の場合、現状スタンダードではない「男性の育児」なんだもん。
ダイキチが、りんのことを考える思考も、生活も、シングルパパ(実子じゃないんだけど)のそれ。けれども、彼のすごいとこは、この生活を「犠牲」とは考えてないとこ。ちゃあんと子供主体で考えてるとこ。「りん」がかわいい、子どもの成長が面白い。だから「犠牲」じゃない、って。(確信ではないんだけど)
ちゃんと、自分の中に一本筋の通ってる主人公だから、そう思えるんだろうけど。
一般的男性からみたら、ファンタジーなのかもしれないけど、ね。
でもさ、男性の目を通すことで、「働きながら子育て」が直面する問題点が浮き彫りになってくる。同時に、「働きながら子育て」は、「犠牲」じゃない――そんな忘れがちなコトに気付かせてくれたりする。
現在1~7巻刊行中。
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