石油を読む<第3版>

石油を読む<第3版>

946円 (税込)

4pt

4.0

原油価格は低迷が続いていたものの、16年後半の原油減産合意は価格反転の機会にもなりうる。アメリカ新大統領のトランプはエネルギー業界に深く入り込んでおり、インフラ投資を推進するとしている。日露の接近でパイプライン開発はどうなるか、影響力が低下する中東は……。その背景と将来像に踏み込む。
本書は、石油に対する固定観念(枯渇するのではないかなど)をくつがえし、なぜ原油価格が乱高下するのかを経済的に冷静に解説することを主に、その石油市場を動かす各国の最新事情を解説するもの。
原油の価格はいまや、多くの会社、投資家にとって重要な金融ファクターでもある。金融市場で重要視されるその指標について予測する。
著者は資源エネルギー庁や内閣官房に在籍していたエネルギー関連のエキスパート。市場に詳しいと同時に、地政学にも通じており、バランスのよい記述となっている。

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石油を読む<第3版> のユーザーレビュー

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年05月13日

    シェールオイル、天然ガスといろいろあっても、結句、エネルギーを調達してくるというスキームは変えようがないのだという前提はしっかりとそのまま。この人でないと書けないところは多い。今こういうものを書く30代から40代の人はどこに発表するんだろう。本じゃない気がする。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年02月26日

    直近の原油をめぐる世界動向、今後の日本のエネルギー戦略(特にロシアとの)について書いていた。
    以下気づき。
    ・在来型の原油が地上から地下への砂岩層に穴を開けると自然に地上に吹き出るのに対し、シェールオイルは泥岩に吸着しており、取り出しにくい難点←水圧破砕
    ・原油は浅い地層(2000~3000m)、深...続きを読む

    0

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