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Posted by ブクログ
野党は無策で、自民党内にもポスト安倍はいない。もはや国内では敵無しとなった安倍長期政権の次の目標は外交だ。
本書は外務省に頼らない、総理自らが直接指示する安倍外交の分析に多くのページを費やしている。そして、安倍外交の最重要ターゲットがトランプ大統領だ。
トランプの大統領就任前にいち早く面会し、良好な関係を築き上げた安倍総理は在日米軍問題や対北朝鮮問題の解決を狙う。これぞ、安倍総理が保守政治家として期待されていることだが、その結果、親安倍派はますます安倍総理を応援し、反安倍派はますます攻撃を強める。
安倍総理としては、自身の評価が2極化することを覚悟の上で、政権の総決算に挑んでいる。その最終目標が憲法改正だ。
Posted by ブクログ
前作「総理」に続く、安倍首相の言動を傍から描いたものである。前作は自ら見聞きした場面が多かったが、今回は必ずしもそうではないように読める。
今回は、トランプ大統領誕生の2016年秋からの話で、トランプ大統領との関係、外務省との関係、プーチン大統領との交渉など、外交が中心である。
安倍首相に関しての記事は、悪口や難癖しか見当たらず、政治の現場の実態が全く分からないのが現状である。本書のような裏話は、同時進行でなくても、新聞や雑誌での解説記事なりで読みたいと思う。それが出てこないのは、マスコミの記者の取材力や考察力不足なのか、思い込みでしか書けないからなのだろうか。
他には期待できないので、1年遅れでも我慢するので、このような政権の内幕(スキャンダルではなく政策や政治判断に関する)記事を今後も作者に期待したい。
Posted by ブクログ
「総理」に次ぐ山口敬之さんの2作目、
変わらずの高クオリティ、圧巻のルポルタージュ
トランプが泡沫候補と蔑まれていた2016年早春からトランプ陣営へのアプローチしていた経緯が
端的に記させている
佐々江大使、森局長、河井補佐官のレンガを積むような地道な事前活動、
そうして得た ウィルバー・ソロス、マイケル・フリン、ピーター・ナヴァロとの直パス!
就任前のトランプとの面談は、一朝一夕でやったものじゃなくて 総理の国家観に基づく緻密な事前準備が成し得たもの
外務省との暗闘ヒストリーも息をのむ程で、
米朝韓におもねて国益よりも省益を優先した外務官僚の面々、
河野談話を主導した谷野作太郎、
北交渉を独占した田中均、
日露交渉の途中過程をリークして交渉破綻を狙った外務省ロシアスクール、
「内なる敵」との暗闘が繰り広げられていた
本書のタイトルである「暗闘」の相手方が
外国の面々ではなくて、
日本国内の官僚や政治家であることが、
なんとも悲しい
彼らはなぜ国益毀損となる行為をするのか?
国益を求めていないのか?
という疑念が残った
一方で、総理の国益を守る!という決意と行動がリアリティをもって本書から伝わってきた
省益優先の外務省に依存しない、
NSSや官邸スタッフ、総理寄り官僚の面々によって、
「官邸主導外交」と「多層的アプローチ」を構築する過程が、
本書のメイン取材対象であった
Posted by ブクログ
前作「総理」に続く山口敬之氏の政治ノンフィクション。今回は外交を中心に安倍総理の影なる戦いを描く。
トランプ大統領との関係性構築の為に動いた裏方の人物、プーチン大統領との会談における実質的な成果、外務省との内なる戦い、韓国との付き合い方などなど。新聞やテレビだけでは知れない闘いがリアリティを持って描かれている。
曲者揃いの海外リーダーと渡り合って行くには今の所安倍総理しか居ないんじゃないかと思わざるを得ない。
野党も大阪の小学校の問題で責めるばかりじゃなくて、将来の日本の姿を語ってほしい。今政権取って日本をどうしたいかが全然見えない。
しばらくは安倍政権に頑張ってもらわないと、思わせる本であった。良書。
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