夕星の下、僕らは嘘をつく

夕星の下、僕らは嘘をつく

550円 (税込)

2pt

5.0

他人の言葉に色が見え、本当の気持ちがわかってしまう――そんな特殊能力を持つ高2の晴は、両親との不仲、親友と恋人の裏切りなど様々な悲しみを抱え不登校に。冬休みを京都の叔母のもとで過ごすべく単身訪ねる途中、晴はある少年と偶然出会う。だが、彼が発する言葉には不思議と色がなかった。なぜなら彼の体には、訳あって成仏できない死者の霊が憑いていたから。その霊を成仏させようと謎を解き明かす中、あまりにも切ない真実が浮かび上がる…。

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夕星の下、僕らは嘘をつく のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年01月31日

    人が話す言葉に色がついてその人の気持ちがわかる。最初すごくいい能力だと思った。けど物語を進めていく中でやっぱり嫌だなと思った。たとえ相手が悪気がなくても、つかなければならない嘘でも「嘘つかれた〜」と思ってその人の信用がなくなってしまう。その人を信じれなくなってしまう。そうなるとほんと辛いと思うし、孤...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月17日

    決して優しさだけでは語れない人間の感情や関係から目を背け京都にやってきた主人公が、自分が今まで執着していた世界から色々な人達との関わりを得て離れていき、最終的に自分の道を見つけ出すという話の流れや、それに伴って生じる感情の変化等がとても見ていて心地よい、更には少し勇気が貰えるような印象を受けました。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年11月24日

    蓋をして逃げて、目をそらして俯いて、それでも歯をくいしばる。
    そんな中で触れ合ったもの、見えたもの。

    人と人のつながりは、どうしたって欲が出る。好かれたいとか仲良くしたいとか一番になりたいとか。良くも悪くも、人はひとりきりじゃないから。

    いいんだよ。

    いろんな意味で、いいんだよ、そう言ってもら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年11月24日

    逃げたかったら逃げてもいいし、無理矢理に折り合いをつけなくたっていい。要らないものは要らないと言ったっていいし、欲しいものを欲しいと言っていい。嘘が嫌なら嫌だと言っていいし、嘘でも嬉しいと言ってもいい。

    たとえばそれを普通の会話でならいくらでも口にできる。
    でもそれを物語で言える人は、たぶん、多く...続きを読む

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