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「全身がある!」
そして日本の恐竜研究の可能性が大きく広がった?
「全身がある」を合い言葉に進められた北海道・穂別の発掘プロジェクト。
この化石発見が、実は白亜紀末期の恐竜進化の謎解明につながっていた。
日本古生物史上最高と呼ばれる、状態のいい全身骨格(ザ・パーフェクト)発見の全貌を、関係者の証言でひも解くサインエス・ノンフィクション。
実際に今もこのプロジェクトを指揮している北海道大学総合博物館、小林快次准教授を筆頭に、プロジェクトで活躍した穂別博物館の研究者2名含め、コアな関係者3名が監修。
日本の恐竜研究界を賑わしたビッグニュースを理解するに十二分な情報がつまった決定版。
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Posted by ブクログ
単に時系列を追うだけでなく、プロジェクトに関わる各個人のバックボーンにまで踏み込んだスタイルを含め、一体の恐竜化石の発掘記というスケールには収まりきらない面白さを持つ一冊だった。
海棲爬虫類や翼竜は恐竜のカテゴリーには含まれないという薀蓄を始めとする、古生物や地学、化石発掘などに関する知識も分かりやすく平易に書かれているので、勉強しているという意識のないまま興味深く読むことができる。
出版前のチェックが少し足りなかったか、誤記や脱字、不自然な語句の繰り返しなどの不体裁もいくつか散見されるものの、そうした欠陥が内容にいささかの瑕疵も与えない、それだけの読み応えがある。
Posted by ブクログ
2003年に北海道むかわ町穂別で発掘された恐竜、「ハドロサウルス」の全身骨格化石と、その発見に関わった人々のお話し。
北海道で生まれ育った自分にとって、穂別は昔からメロンと恐竜の町というイメージがあった。でも自分が知っていたのは首長竜と呼ばれる水棲生物で、生物学的には恐竜とは違う生き物らしい、ちなみにプテラノドンなどの翼竜も恐竜ではない。そして日本国内で恐竜の化石、しかも全身の骨格が発掘されるのは非常にレアなケースだそうだ。
化石が見つかった場所は車が入れない林道脇、しかも地層は地殻変動により垂直に近い状態、発掘作業には相当なご苦労があったようだ。化石は2016年夏の時点で、ノジュールと呼ばれる岩石から取り出す作業の途中との事。穂別にあるむかわ町立穂別博物館で、ハドロサウルスの全身骨格が展示される日が待ち遠しい。
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