十三匹の犬

十三匹の犬

1,584円 (税込)

7pt

4.0

物語の語り手は、一家で飼われてきた歴代十三匹の犬たち。戦前の明るい空気の札幌、戦争中から敗戦後の混乱の中での北京、引揚げ後の米軍の占領に始まる戦後から平成までの東京を舞台に、愛らしい犬だけでなく、臆病な犬、凶暴な犬、殺された犬、様々な犬たちが紡ぎ出す、その犬の一生と家族の歴史。十三章からなる長編小説。

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十三匹の犬 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    各章の主人公は歴代の犬たち(主犬公?)。帯に「札幌から北京 そして東京へ――」とあるように、これも“佐智シリーズ”の一つとして読んでいいのではないでしょうか。あのとき傍らにはこんな犬がいたんだなぁ、犬から見るとこんな感じだったのかなぁ、と想像しつつ読みました。『夢の壁』から読むと長い長い「佐智の半生

    0
    2016年09月14日

    Posted by ブクログ

    ある一家の戦前からの歴代の犬たちと家族、そして社会状況の変化も反映された物語。
    一頭ずつ犬の目線からのストーリーがあり、続いてその犬と過ごした人間目線の振り返りがあり「あーなるほど、そういうことだったの」と読み進められます。
    人間から見ると困った犬もその犬にとっては理由があり、人間と暮らすのに向き不

    0
    2022年02月06日

    Posted by ブクログ

    13匹の犬の目線で書かれた物語。

    犬たちとかかわっている家族は、両親と娘。
    その娘が赤ちゃんの時代から老年の域に達するころまで、近くに居た犬たち。

    犬にも個性があって感情があって、犬生があるんだね、、、という1冊です。

    0
    2016年06月08日

    Posted by ブクログ

    13匹の犬たちが語る人間との関係。
    13話の短編集。

    戦中戦後と、わりと最近の犬たち。
    それぞれの犬の個性と思考が違っていて楽しめた。
    犬の気持ちで書かれた本。
    犬ゆえに残酷な運命に絡めとられることもあるのだと、あらためて思い知った。

    0
    2016年05月31日

    Posted by ブクログ

    自身が飼っていた犬たちをモデルにした犬目線のストーリー。
    戦時中、犬好きの父親が飼っていて交通事故で死んでしまった「赤」の剥製の頭部に始まり、13匹の犬たちの独白と飼い主たちの曰く。
    ユーコが赤ちゃんのころから、成人して結婚し、離婚し、小説家になり、子どもたちが独立した現在まで。

    ペキニーズやヨー

    0
    2016年04月28日

    Posted by ブクログ

    タイトル通り、ある一家に飼われた13匹の犬の物語。幸せな犬もいれば、そうでない犬もいて。犬好きにはオススメの一冊です。

    0
    2016年09月21日

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