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殺人事件? 俺が住む、片田舎のこの小さな町で? 警部は耳を疑った。殺されたのは、地元の乳製品工場に勤める技術者。だが困ったことに、これといった動機も容疑者も浮かばない。事件のカギは被害者の過去にあるのか、あるいはその人間関係に? 警部と部下たちの捜査がようやくたどり着く事件の意外な真相とは……不器用にして恐妻家、要領は悪いが愛すべき中年警部の獅子奮迅の活躍を描きドイツで圧倒的人気の話題作。
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Posted by ブクログ
ドイツの片田舎にある小さな町で、殺人事件が起きた。捜査に取り組むのはクルフティンガー警部。チーズ工場で働く男はなぜ殺されたのか。不器用で恐妻家、地元に根差した感性持つ警部の、生活感溢れる独白が楽しい。
ドイツののどかな田舎で起こった殺人事件を、頑固な警部が解決していくお話。 推理ものと言うよりは、登場人物人物のキャラクターが良くドタバタしたエンターテイメントな感じかな? 日本で言えば、「赤かぶ検事」みたいな親しみやすさがあるし、ドラマにしやすそう。 と思ったら、実際にちゃんと方言でドラマ化されて...続きを読むいるそうです。ドイツ語は全然わからないけど、見てみたい。
ドイツのミステリ。 中年警部クルフティンガー1作目。 酪農が盛んな田舎町の警部が、困りながらも活躍します。 殺人事件など起きたこともないような町。 クルフティンガーは、ドイツのこってりした伝統料理が大好きな食いしん坊で、ドジで面倒くさがり。 しかも?恐妻家で、まだ若く見える奥さんに頭が上がらない。...続きを読む 地元の楽団のリハーサルに出かけようと民族衣装の半ズボンを着たら、事件発生で呼び出され、その格好で現場に行く羽目に。 といった調子で、やることなすこと、ほとんど喜劇。 単純ですが、思わず笑ってしまいます。 ドイツでもアルゴイ地方というのはかなりド田舎らしく、訛りが強いらしい。 ドイツの人には、会話もたまらないおかしさなのかも。 牛の声が聞こえるような、のんびりした雰囲気は、何となく伝わってきます。 世界にいないもの4つ、というジョークで、確か「ドイツ人のコメディアン」というのがあったように思いますが。 そんなに真面目で堅物なのかな、と思いきや、こんな笑いを楽しむ世界もあるんですね。 そりゃ、そうかしら。 むしろ、オシャレっぽい皮肉なジョークなどがあまり出ないのかな?などと思ったりして☆
題名と言い、装丁と言い、およそドイツとは程遠いイメージ。私的にはフロイトさんより笑えて面白かった。 テレビ化されて大人気というのも見てみたい。 しかも4作続いているとあるが調べるともう一作邦訳されている・・読んでみようかな。 ミステリー事態の展開より、なんともクルフティンガー氏の客ターと日常生...続きを読む活に笑えてしまう・・私も同じようなドジばかりなんで。 捜査陣の一人の台詞に濁点が有ったのを最初は誤植と思ってしまった・・なまっているんだね。 ストーリー、捜査の本筋はいたって生真面目なビジネスネタ。こういう軋轢でも殺人が起きるんだと正直、不思議な気がした。
2作目を先に読んだので順が逆になったドイツ超ローカル刑事もの。 クルフティンガー警部56歳、郷土料理を愛し、音楽隊で大太鼓を叩く。仕事熱心なあまり休暇旅行を渋った為、妻は女友達とマヨルカ島に行ってしまい臨時男やもめ状態。 乳製品工場の重役が殺される。過去の因縁に動機があるらしい。葬儀を台無しにする大...続きを読む奮闘虚しく、逃げ去った被疑者もまた殺害される。 地元の酪農家の事情、警部のチーズ愛、そしておいしそうなケーゼシュペッツレ(シュペッツェルというのが主流か?)地方ごとの対抗意識など盛りだくさんなのだが、やっぱりなんか長いよね全体的に。 そして、2作目もそうだが、犯人が気の毒で後味が悪い。チーズ工場はこのあとどうなるのだろう?
独り者・恐妻家という境遇の違いはあれど「ドイツ版フロスト警部」との印象を持ちました。シリアスな一面も見せるフロスト警部のほうが作品の深みがあると思いますが、クルフティンガー警部のほうはドイツの習慣や耳慣れない地名・人名などこれはこれで違うところで楽しめました。
翻訳モノもそれなりに読んできたつもりだったけど、やっぱりアメリカ、イギリスの作品に相当偏っていたのだなあ。 人名、地名、食べ物などなど馴染みのない言葉のオンパレードが新鮮で楽しかった!
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中年警部クルフティンガー
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フォルカー クルプフル
ミハイル コブル
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