家裁調査官は見た―家族のしがらみ―
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家裁調査官は見た―家族のしがらみ―

792円 (税込)
554円 (税込) 5月2日まで

2pt

3.8

妄想に囚われ、妻の浮気を責める夫マサヨシ。単純な嫉妬と見える振る舞いには、本人も気づかぬ深層心理が絡んでいた――。地道な調査とカウンセリングを武器に、家庭裁判所調査官は家族問題の現場へ踏み込む。誰にも起こる感情転移、知的エリート女性の挫折と暴力、「家族」代わりの薬物使用、「家族神話」のダークサイド……。十八の家庭に巣食った「しがらみ」の正体を明かし、個人の回復法を示す実例集。

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家裁調査官は見た―家族のしがらみ― のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年05月05日

    副題が「家族のしがらみ」ですが、これを全否定はしてないところがみそ。本来しがらみとは、水を堰き止めずに水流を弱める杭のことで、「家族は本来の意味でのしがらみでなければならないのだ、しがらみの守り、すなわち柔構造こそが家族の守りだ。(143頁)」と。

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    Posted by ブクログ 2021年03月09日

    ドラマのパロディのようたタイトルだが、非常にまじめな本だった。家裁調査官のお仕事、より、ダブタイトルの「家族のしがらみ」が中心のテーマだった。アメリカの事例で糞便をいじる男の子への対処法の話が、毒親サバイバーの解決プロセスで「いったん全部親のせいにする」というのと相通じるものを感じた。

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    Posted by ブクログ 2020年08月29日

    確かに肩書きが家裁調査官なのだが、家裁調査官の仕事についてがっつり語ると言うよりは、家族という舞台に起きる、様々な課題を、ユング派の心理学の視点を種に語る。

    久しくこういう本を読んでなかったな。
    制度について興味のある人には合わないかもしれない。

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    Posted by ブクログ 2017年10月29日

    著者が家裁調査官として直面してきた数々の家族の事例を紹介しながら、臨床心理学の観点から、「家族のしがらみ」の正体を解き明かし、それを乗り越えるためにはどうすればよいかを考察している。
    「しがらみ」を抱えたいろいろな家族の事例自体が、自分と家族との関係を考える上で、興味深いものだったが、著者の臨床心理...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年04月06日

    家庭裁判所で行われる調停等のプロセスが知りたくて読みましたが、心理学的な話題が軸のようでそういった意味では期待と違いました。
    ただ、箱庭療法から見えてくること、薬物の与える具体的な影響など普段伺い知ることができないのでとても興味深かったです。
    箱庭療法で時間差で置かれた汽車とトンネルの意味はドキッと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年02月11日

    2時間ドラマのような題名だが、内容は、いたって真面目。家裁調査官である著者が取り扱った事案を、心理学のアプローチで解説する。
    柵(しがらみ)という漢字は、川に竿を挿し流れを緩やかにする意味という。家族は、世間の風当たりなどを緩やかにし、人を元気にする場所であると筆者は訴える。子供、夫婦の距離感など、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年09月09日

    タイトルからはどんな読者層をターゲットにしているのか分かりにくいが、要するにカウンセリング技法を紹介する本

    なんとなく暇つぶしに、または、雑学として読むには面白い。しかし、自分で実践するノウハウまでは書いていないし、書いてあっても実践できないだろう。

    また、家裁調査官がこのようなカウンセリング技...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2016年07月25日

     あえてカテゴリーを「コンサルティングのノウハウ」としました。

     家裁調査官、というお仕事があります。離婚や少年犯罪が起きた場合、いろいろな対処が考えられます。

     少年犯罪の場合だと、有罪、無罪にあたる判断のほか、「現状のまま様子を見る」「親や不良仲間と引き離して様子を見る」などいろいろな対応が...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2016年08月10日

    20160718リクエスト

    家裁調査官が見たこと知ったことより、臨床心理士でもある著者の
    ロールレタリング法の解説のほうが印象に残った。相手に投函はしない手紙を書き、しまっておく。2.3日後、その手紙を相手になったつもりで読む。そしてその相手の気持ちで、自分あての手紙を書く。2.3日後、自分で読み...続きを読む

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