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アメリカはいま、百年に一度の転換期に立ち、三つの大問題に直面している。第一は格差と移民の問題である。EUは100万人の難民で大騒ぎになったが、アメリカは過去25年にわたり年平均100万人の移民を受け入れており、2016年大統領選挙の争点となった。第二は力の行使の問題である。全家庭の43%が銃をもつ米国は力の行使を是とし、長年「世界の警察官」を自任してきたが、一転して孤立主義に立つ可能性が生じている。第三はエネルギーの問題である。シェール革命後どのようなエネルギー・モデルを構築するかによって、この超大国の命運は決まる――。歴史的転換の本質を、2013年から2015年までヒューストン総領事を務めた著者が、外交官の目で読み解く。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年12月18日
アメリカの大問題―百年に一度の転換点に立つ大国
著:高岡 望
PHP新書
大転換時期を迎えた21世紀のアメリカの大問題というか、特徴といったほうがいいのではないかと思います。
その問題とは3つ
①格差と移民
②力の行使
③エネルギー(=シェール:頁岩からとれる、天然ガス、石油)
である
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Posted by ブクログ 2016年12月03日
大統領選の結果を受けてアメリカに興味が出たので購入。アメリカの問題を①移民と格差②力の行使③エネルギーの3カテゴリに分けて論じている。話題のトランプ現象については主に①②で言及される。トランプ氏の当選について日本では「ナショナリズム」「差別主義」の高まりである衆愚的な結果であると扱われている側面があ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月11日
著者の高岡望氏は、2013~15年にヒューストン総領事を務めた外交官。
本書では、(著者曰く)「テキサスがわかれば、これからのアメリカがわかる」というテキサス州・ヒューストンという視座から見た、アメリカが現在直面している3つの最重要テーマ(problemというニュアンスの“問題”ではない)である、「...続きを読む
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