禅とオートバイ修理技術 上

禅とオートバイ修理技術 上

かつて大学講師であった著者は失われた記憶を求め、心を閉ざす息子とともに大陸横断の旅へと繰り出す。道中自らのために行なう思考の「講義」もまた、バイクの修理に端を発して、禅の教えからギリシャ哲学まであらゆる思想体系に挑みつつ、以前彼が探求していた“クオリティ”の核心へと近づいていく。だが辿り着いた記憶の深淵で彼を待っていたのはあまりにも残酷な真実だった…。知性の鋭さゆえに胸をえぐられる魂の物語。

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禅とオートバイ修理技術 のシリーズ作品

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1~2件目 / 2件
  • 禅とオートバイ修理技術 上
    924円 (税込)
    かつて大学講師であった著者は失われた記憶を求め、心を閉ざす息子とともに大陸横断の旅へと繰り出す。道中自らのために行なう思考の「講義」もまた、バイクの修理に端を発して、禅の教えからギリシャ哲学まであらゆる思想体系に挑みつつ、以前彼が探求していた“クオリティ”の核心へと近づいていく。だが辿り着いた記憶の深淵で彼を待っていたのはあまりにも残酷な真実だった…。知性の鋭さゆえに胸をえぐられる魂の物語。
  • 禅とオートバイ修理技術 下
    880円 (税込)
    オートバイ修理のような問題を前にすると、かなり知的な人でさえ説明書を読むことすら嫌悪し、専門家に一任してしまいたいと考える。結局彼らはテクノロジーに触れることが人間性の喪失につながると思い込んでいるのだ。だが真理はエンジンの構造にだって宿っていて、それを探るには心の落ち着きが大切なのだ……120人以上の編集者に出版を断わられた後に刊行されるや全米を席捲、今や世界500万部に達する伝説の哲学紀行。

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禅とオートバイ修理技術 上 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年05月23日

    例えば「常識を疑え」なんて実に陳腐な言葉だが、見落としがちなのは常識を疑う時に拠って立つ場所がすでに常識を前提としているのだと、そういうことを指摘している本。
    オートバイのようなシステマチックに作られたものと、そういった理論の積み重ねや分析だけでは乗り越えられないもの、そのギャップについての思索なん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月20日

    菊次郎の夏に、「オートバイ」と「真理の探究」の要素を追加した内容だと思います。
    単なる親子のツーリング話ではなく、テクノロジー論、現代文明論、親子論、バイク分析論と、
    著者の思索は、留まることを知りません。

    著者は精神を病んだ経験の持ち主です。
    また、その息子は、神経症を患っています。
    小学生ぐら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年11月05日

    バイクに乗ったことが無くても、車の運転中や通勤電車の中でも、流れる景色と振動を感じながら、一人で思索に耽る経験はあるだろう。

    本書は、技術ライターの男が11歳の息子とバイクの二人旅をしながら、ひたすら思索に耽る物語だ。

    男は過去に別の仕事をしていて、神経症になり入院した過去を持ち、息子は感情が昂...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月22日

    バイク好きなのでジャケ買い笑
    まさにロードムービー!
    洋書って説明が多いから読みにくいのかなぁ。
    演繹と帰納、オートバイの要素分解のところは面白かった。下もすぐ読むぞー

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    Posted by ブクログ 2017年08月16日

     長い間手に入れずにいた本をとうとう読みました。

     オートバイと哲学。私の興味ある分野がひとつとなって、他にはない期待に満ちた内容と想像して数年。なかなか手に入れられませんでした。

     オートバイと哲学。興味がない方には、共通項はあまり見いだせないかもしれませんが、実は結構近いものがあるのです。修...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月16日

    難しい。でもバイクと旅と、筆者の過去が並行して書き進められる様子はおもしろい。
    考えていることの次元が違う…
    とりあえず下巻に進むぞ。

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    Posted by ブクログ 2014年02月04日

    p91
    何度読んでも飽きのこない本である。私はいつもクリスの理解をはるかに越えた本を選ぶことにしている。多少読んでは、クリスがいつもの矢継ぎ早の質問をしてくるまで待ち、それに答えてから、また多少読み進める。昔の本は、このようにして読めば、読みが深くなる。古典とはそうしたものだ。これまでにも、読んだり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年12月20日

    メインテーマは【クオリティとは何か?】
    著者自身が思考した経緯を2人称で書いている。
    実は、著者はこの【クオリティ】に囚われ、精神異常を来たしたのだ。
    その結果、精神科への入院を余儀なくされ、復帰後に本書を書いている。精神を病んでいる時期の自分をパイドロスと呼び、自分とは別個の存在とし、その思考過程...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年05月01日

    "Zen and the art of ……"の発祥の本です。

    ものすごく頭の良い人がいるのだと、ただ、ただ圧倒されながら読んでいます。
    感想は下巻を読んだ後に。
    (といっても上巻を読むのに半年かかっているからなぁ……)

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