魔女調伏師は闇に笑う 禁忌の魔術

篠原美季

行方不明になっている魔女調伏師の前任者の足どりをつかんだ理人は、玲李を連れて長崎の古支架島へ向かう。だが時を同じくして身体の一部を切断され、額に謎のマークをつけられた猟奇死体が発見され……!?

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内ホラー
• 出版社: KADOKAWA
• 掲載誌・レーベル: 角川ホラー文庫
• 電子版発売日: 2016年11月25日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

登場キャラのやり取りは面白いですが、イマイチ内容に深みが足りないというか、惹きつけるものが足りない気がします
シリーズ化が進んで行くと面白くなっていくのでしょう

[ブクログ · ★★★☆☆]

書店のバナーに書いてあったように、現代における『魔女』という定義は非常に面白かった。
ただ、その魔女をテーマとしているだけあって、多少ではあるが人の心を描写するリアリティが欠けている部分があるようにも思える。
特殊な心理状態に陥っている人に体するリアリティというのもアレだとは思うが、そういう特殊な心理に陥るためのプロセスなんかがごっそり抜け落ちているというか、『宗教』という文化的なバックボーンで一括りにされてしまう。
登場人物の記号化(極端な容姿や性格を持たせるというアイコン化)なんか、モロにその影響を被っててあまり感情移入ができない分、心が揺さぶられることも無い。
そういう軽いミステリーとしてはぼちぼちの出来かな。