女泣川ものがたり(全)

女泣川ものがたり(全)

935円 (税込)

4pt

4.5

江戸は天保末期、深川を東西に流れる小名木川のほとりには、春をひさぐ女が多くあった。彼女たちにとって、川は哀しみの涙をあつめて流れる“女泣川”だった。旗本の左文字小弥太は、苦界で懸命に生きる売女たちの姿に胸をうたれ、屋敷を飛び出し、用心棒を買って出た。竹光だが、斬れ味鋭い“べらぼう村正”を振るって難事に挑む酔狂な剣客の活躍を描いた連作集!

...続きを読む

女泣川ものがたり(全) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    購入済み

    べらぼう村正は死なず

    2020年01月12日

    左文字がカートキャノンだと思えてきて、お関さんの周りにいるのは、マノンちゃんたち、仁丹塔は伊助親分かな。都筑道夫のハードボイルド風時代劇。これ、映像化して欲しいけど、俺等の頭じゃ、昔の東映か大映、日活の役者さんしかキャスティングできない。左文字は市川雷蔵、お関さんは左幸子かな。とにかく、筋立ては謎解...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月24日

    読み応えがありました。
    短編が13編。人情噺もちらほら入れつつ、ハードボイルドだなあ、と思います。
    実際にこのような長屋があったかどうかは虚構の世界だから別にして、このような雰囲気を湛えた長屋は江戸のあちらこちらにあったのではないかと思わせる筆の冴えです。主人公と若侍3人の関係性も作中での変化も、江...続きを読む

    0

女泣川ものがたり(全) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

光文社文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

都筑道夫 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す