校舎の静脈

校舎の静脈

1,496円 (税込)

7pt

4.3

なかに入るとタイムスリップするという給食運搬用のリフト。毎日屋上からフェンスを越えて飛び降りるとささやかれる安行という謎の男。こことは並行して存在する異世界に思いをめぐらす少女。一見平凡そのものにみえる学校のかげに生じるかすかな綻び……。現実に微妙なズレを感じつつ生きる少年少女達を描く表題作他三篇。

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校舎の静脈 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年09月23日

    面白かったです。
    小川洋子さん選の短編集で気になった詩人の小説です。
    こちらの方が、以前読んだお話よりも柔らかい印象ですが、でもどこか不安定で不穏なところが好きでした。
    「湖畔情景」の人ではないものの世界も穏やかに受け入れられました。労りの一文が素敵だったので手帖に書き込みました。
    「校舎の静脈」は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月01日

    『その合間に、犬をちらちら見たり、そのまわりにいる人たちを視線の端に入れつつも、絶えず誰からも目を逸らすようにして歩いた。先ほど少しだけ降った雨にかすかに湿る地面をゆく足の運びに合わせて、じゃ、じゃ、じゃ、じゃ……、と音が鳴り、その音を立てる靴裏の感触が、ふくらはぎに伝わって、背中にはりつくようにし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年05月04日

    詩人というとやたらレトリックを駆使したり奇をてらった言葉の術で煙に巻いたりが昨今の流行り?なのであるが日和さんの小説はそれが少なく直球勝負が多いように思う。
    だからこそその飾りのない剥き出しの言葉の破壊力は凄まじく例えばそれがスーパーのチラシや給食の献立表の羅列からでも易々とドラマを産み出すことが出...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年11月12日

    少年少女たちを主人公にした、裏日本の鬱陶しい天候のようなパッとしない4つの短編から構成されている。面白くもなく、徒然なるままに幻想世界を書いているような作品。

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