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著者が主治医として死をみとった六百人を越える人びとの中から、十六歳の女工、外交官夫人、石橋湛山、正力松太郎など二十数名の最後の時間を真摯に描いたロングセラーの文庫化。生きることはどういうことか、また死を受容するとは何かについて深く考える、感動の書。新版にあたり、亡き妻への想いを初めて文章にして収めた。
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Posted by ブクログ
初めての患者さんの死と向き合い人間を看取ること、医療としての責任、人間力を深化させていくことの大切さを知ります。病気をみるだけでなく、一人の命としてみるかを学べる一冊。
1983年に刊行された同名の書籍を2015年に文庫化したものです。日野原先生が医師として看取った患者のうち、およそ20名ほどの方の最期と、文庫化にあたり奥様の最期について追加されています。今から40年ほど前に書かれていることと、医療の専門用語が結構出てくることもあってか硬い印象を受けましたが、いずれ...続きを読む迎えるであろう自分の人生の最期を考えるきっかけになるような本だと思います。個人的には2番目に出てきた、35歳で癌のために4歳の娘を残して旅立つことになってしまった女性の考古学者が、どんなに辛かっただろうと思わずにいられませんでした。
日野原重明 著「死をどう生きたか 私の心に残る人びと」、1983年中公新書、2015年中公文庫出版です。文庫化にあたり、2013年5月、93歳でお亡くなりになった静子夫人への追憶を寄せられています。
日野原先生が見おくられた各界の著名人の生き方をまとめている。一番印象に残ったのは、やはり奥様のことだ。認知機能が低下し、病状に伏せる妻と毎日朝夕手を合わせてお見舞いに行っていた先生のお姿が目に浮かんでくる。
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死をどう生きたか 私の心に残る人びと
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日野原重明
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