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「私たちの今のからだは、ステンレスでもプラスチックでもなく、朽ちる土の器である。その中に何を盛るかが、私たちの一生の課題である」――医師と患者が、共に人間としての誇りをもって心を通わせあう医療を提唱・実践してきた著者。長年にわたる患者との対話、人間の生と死を見つめてきた時間を通しての深い思索は、『生きかた上手』などのベストセラーによって語り明かされ、多くの読者に支持されてきた。本書は、90歳を越えてなお現役医師として活躍する著者が、70代のときに「医と老いと死をめぐって」その思うところを執筆した随筆集。「いのちと時間」「第三の人生」「ヘレン・ケラーに学ぶ」「心の中の春」「言葉と医療」といったテーマについて、信念と温かさに満ちた言葉が散りばめられている。『生きかた上手』に代表される、その後の著作の原点ともなった作品を装丁を新たに復刊。人生に迷ったとき、老いや健康に不安を感じたときの心の特効薬。
...続きを読むPosted by ブクログ 2013年09月12日
養生とは「真の生き方の道」のことである 人間の住む環境、住む人間一人ひとりの心の中、いわば人間の内的環境が穏やかに生活できる要素 心の中にどんな未来を持つか、それは一人ひとりの課題として考えなければならない 大学では量を多く学ばなくても、学習の方法を身につけることが大切である ものがあふれる時代の人...続きを読む
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