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Posted by ブクログ
1 日本思想の伝統の蓄積されないこととその理由について
さらに、それが國體との関係性でどのように国民精神を養ってきたか
2 文学を特にマルクス主義文学をモチーフに、文学、政治、科学の三点対立で考える。科学の優位から文学の優位へ
正直、ここは理解しきれず
3タコツボ的な日本社会のあり方,イメージの壁の分厚くなる傾向への鋭い批判と危機意識
その契機を、前近代にみるのではなく近代思想の取り込みの段階にみるのが面白い。
4である価値とする価値の倒錯の起きていることへの危機意識
政治はする価値であり、芸術はである価値だ、というのにハッとする
めちゃくちゃすごい。こんなことを考えられる人がいるのが信じられない。
今読んでも、現代社会を鋭く描写していると感じるところから我々の進歩のなさと、それがいかに日本に根深く巣食っているかを感じる。
Posted by ブクログ
・日本の思想は、いつでも何かの外来文化を骨格として受け入れ、自らはその周縁で生き続けるというある種巧いやり方で生き延びてきた。これに近いものは、河合隼雄の中空構造の日本の深層でも紹介されている。
・日本の学問は、タコつぼ型で、ヨーロッパ的学問のように根幹がない。そのため、どこかで自分の学問が別の分野とつながっているという意識が弱いと語られている。専門化、セクショナリズム化して、内輪ネタの応酬になりやすいのはそのためで、大学生として、様々な学問に触れてその根幹とやらを掬い取ってみたいと大学1年生ながらに野心を持つきっかけを作ってくれた本である。
Posted by ブクログ
1961年と戦後10数年の段階で出版された丸山真男による現代日本の思想の特徴などについて書かれたもの。
古来からの日本人の思想的特徴、開国以来取り入れられた西洋文明、近代天皇制などを踏まえて論じられている。
日本人の無責任的な思考は、今も変わらないのではないだろうか。
Ⅲの「タコツボ」型というのも今もあてはまる。
Ⅳの「である」ことと「する」ことは、Ⅲと並んで、本書の中では読みやすい。
特にⅠとⅡが内容的には言い回しが難しいのと、文章の一文が長く、一読しただけでは読み取りづらい点も多い。
Ⅰは、日本人の思想を考えるうえで、避けては通れないもの。
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