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発端は破格の賞金が懸けられた『太宰治芸術賞』。その第一回受賞作家となった五代光興は、デビュー作で実父の性を赤裸々に描き、今回の作品では自らの夫婦生活の恥部をテーマにした。プライバシーの切り売り以外に小説を書くすべを知らぬそんな五代のもとに、受賞を祝う電報にまじって一通の弔電が届いた。そして留守番電話には見知らぬ男の高笑い。さらには、右手を薔薇の棘で傷だらけにして息絶えた女。自殺か他殺か、犯人は五代なのか。警視庁捜査一課の烏丸ひろみ刑事が挑む『三色の悲劇』シリーズ第一弾。
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Posted by ブクログ
久しぶりにこのシリーズ。 以前新書版で読んでいたのだけれども、すっかり忘れているので、改めて読み直し。 一応、タイトルの順で、この本から読み始め。 プライバシーを切り売りする私小説というものは、周りの人を犠牲にする可能性があるということ。 予想のつかない結末。 しかし、事件はまだ続く・・・のか?
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