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わずか数分の出番「消え物」に工夫を注ぐ、それが料理番。今風に言えばスタイリストだ。現代劇と異なり歴史への造詣の深さと卓抜した想像力を必要とする。阿部孤柳は約八年間『鬼平犯科帳』の料理番を勤めた。シナリオには「鬼平田楽に舌鼓」とだけ書かれている。そこから関東串1本、関西串2本という絵献立を導き出す。考古学に於ける発掘作業にも通ずるスリリングな考察で、「鬼平江戸の食」に迫る料理番日記。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
鬼平!!!!!江戸の粋と云えば長谷川平蔵でしょ!!
中村吉右衛門が主演のテレビ時代劇「鬼平犯科帳」で、料理指導を担当した阿部弧柳さんのドラマに登場した料理の紹介本です!!いやぁ〜あのドラマの魅力というのは、ストーリーもさることながら、さりげなく登場する料理でもあります(笑)江戸時代の食事…質素であり...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
テレビドラマの「鬼平犯科帳」で、いわゆる「消え物」つまり本番で俳優さんが飲み食いする料理を担当されていたのがこの筆者。本職は割烹「かねさい」主人とあるからきっと私なんかが入るには敷居の高いようなお店なのかも(笑)
池波正太郎氏の本は、特に料理がおいしそうに描かれているのでドラマ化するときもその料理を...続きを読む
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