白い疵(きず)

白い疵(きず)

1,540円 (税込)

7pt

4.0

熱狂とともに現れたのは英雄か、危険人物か!?
沈みゆく日本を救うべく、豪胆で情熱的なカリスマが誕生した。牙を剥く国家権力、秘められた白い疵の謎。男はこの国をどこへ導くのか!?著者3年ぶりの書き下ろしで、新境地の政治サスペンスを描く!

【あらすじ】
元警視庁の敏腕SP・黒木莉子、ある出来事をきっかけに退職に追い込まれ、いまは神保町で零細探偵事務所を開いている。不景気で事務所を畳もうとした矢先、警察官僚からひそかに依頼された仕事は、政治学者・月尾雄大のボディガードだった。月尾は首相の政策秘書として3・11福島第一原発事故の修羅場を乗り切った英雄である。財政破綻し沈みゆく日本を救うべく大胆な国政改革を訴えて絶大な支持を集め、その政界入りが期待されていた。
拳銃も持たない丸腰の民間人に要人警護ができるのか――。莉子は悩みつつも月尾の警護に当たる。月尾は荒ぶる雄牛のごとく、行く先々で驚くべき豪胆さ、行動力を発揮し、冷徹に障害物を排除して突き進んでいく。まさに日本を救うカリスマに相応しいその姿に、大衆は魅了され群がる。しかし国政トップを狙う月尾には隠された過去と目的があった。さらにヒットマンのきな臭い噂が……。国家権力は月尾を敵と定めたのか。莉子は見えざる敵の手から月尾を守れるのか。そして月尾は、この国をどこへ導こうとしているのか!?

...続きを読む

白い疵(きず) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年09月26日

    理想に燃える男が立ち上がった時、かつてない動乱が起きる。
    その理想の強さゆえに引き起こされるトラブル、大物政治家さえ己の踏み台する姿は恐ろしいほど。
    立ちはだかる巨大勢力の暗躍もまた恐ろしい。
    インパクト大の政治小説。

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月08日

    永瀬隼介さんの作品、あの「19歳-一家4人惨殺犯の告白」を書いた作家さんだなぁと、この事件は、市川の行徳で起こった事件で当時、近くの小学校に配達などしていたので特に印象深く記憶していました。その永瀬さんが書いた作品もう期待大です。女性SP黒木の活躍、相棒の城島のやりとりもおもしろく主人公月尾雄大がど...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年03月11日

    「政治と原発」と言うテーマはいかにも今風だし、登場人物のキャラ立ちもよく、永瀬らしい佳作と言えましょう。ただ、個人的には原発推進派なので★一つ減点。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年10月09日

    読み始めから、これは面白そうだと、はやく先を読みたいと思った。
    が、途中はちょっと本筋に肉付けしすぎの気もした。
    政治面の話よりも女探偵事務所の面々の話の方が面白かった。

    0

白い疵(きず) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

永瀬隼介 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す