ペルシア王は「天ぷら」がお好き?

ペルシア王は「天ぷら」がお好き?

日本料理を代表する「天ぷら」は、ポルトガルの「tempero」が語源だといわれているが、歴史をたどると意外な国に語源が……。そのほか、ケチャップの起源となった思いがけない調味料、シチメンチョウが「ターキー」と呼ばれる理由、高級レストランとチェーン店をメニューで見分けるコツなど、スタンフォード大学で言語学を教える著者が、食と言語にまつわる驚くべき史実をつまびらかに語る。古今東西の料理本、ウェブ上の100万件のレストラン・レビューなど、ありとあらゆる情報をリサーチして著した傑作ノンフィクション。世界に伝播していった古典的なレシピも満載。

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ペルシア王は「天ぷら」がお好き? のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年01月10日

    計量言語学を料理の研究に適用した章と、歴史的な料理に関する言語の変遷を追う章があって、自分の関心は前者によっているのでそっちの方が面白い。
    メニュー中の言語と価格の分析とか、レビュー中に出現する単語の傾向分析とか。こういうの楽しそう。

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    Posted by ブクログ 2015年11月13日

    今年読んだノンフィクションの中で一番良いと思った。
    著者はスタンフォード大の言語学とコンピュータサイエンスの教授。
    料理、食材、食品の語源にまつわる考察だけでなく、レストランのメニュー6500件内にある65万種類の料理全てをの価格を調べ、統計的手法で分析した結果、料理の説明に長い単語を使うほど、その...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月03日

    食事、食べ物、単語と文法、お互いに絡み合う。
    言語学の歴史から分かる食べ物からの教えがたくさんあります。

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    Posted by ブクログ 2022年02月13日

    ベストセラーになるべき。オススメ。内容が濃い。
    邦題で改題する本って基本的に好きではないのだが、これは例外。
    今まで食べてきた色んなものの知識が色々と繋がっていくのが面白い。
    世界史が苦手だが各国料理と言語学に興味のある人にオススメ。色んな国の色んなもの食べてきた人の方が刺さると思う。
    色んな国の言...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年12月14日

    タイトルに惹かれて購読。

    序章からいきなり興味をそそられる事実が羅列されている。
    例えば、

    ケチャップはもともと魚を発行させた中国のソースだった。
    フィッシュ・アンド・チップスは6世紀のペルシャの王たちが好んだ甘酸っぱい煮込み料理に由来する。
    乾杯を意味するtohstはトーストしたパンにまつわる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月14日

    2017年3月

    日本人が食べる、天ぷらがペルシアの王が好きだった、肉を酸っぱく煮たシクバージだった。などのあらゆる食べ物に関しての一冊

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    Posted by ブクログ 2016年03月14日

    様々な「食」を言語学の観点から紐解いた本。
    作り方さえ知っていればどこまでも広がっていく。そして独自のアレンジが加えられてその土地の食べ物になって、さらに伝播が続いていく。つくづくレシピってのは凄いなぁと感心させられます。そんな歴史を色々なエピソードから描いた本です。
    他にも、高いレストランと安いレ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月17日

    世界の料理のルーツと変遷を言語学の手法で解き明かす。著者はスタンフォード大学の言語学の教授、インターネットで入手した膨大な文献を統計的に分析している。高級レストランと安店のメニューの統計的特徴、邦題にあるテンプラのルーツが6世紀ペルシアにあること、ケチャップはなぜトマトケチャップなのか、そして鮨との...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年12月04日

    7万以上の学生がとったスタンフォード大学の教養講義がこの本に詰まっている。言語学を教える筆者が、食と言語にまつわる驚くべき史実を心理学、社会学、行動経済学まであわせて語る。興味深く勉強になった一冊

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    Posted by ブクログ 2015年10月28日

    お気に入りのレストランに足を運びたくなる一冊。昨今の買わせんかなとする書籍タイトルには食傷気味だが、本書は原題「The Language of Food」を思うと品の良い邦題になったと思う。表紙イラストとあわせて編集のセンスが光る。
    内容も洒脱にして綿密。統計手法の章と語源の章で多少テイストは変わる...続きを読む

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