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日本料理を代表する「天ぷら」は、ポルトガルの「tempero」が語源だといわれているが、歴史をたどると意外な国に語源が……。そのほか、ケチャップの起源となった思いがけない調味料、シチメンチョウが「ターキー」と呼ばれる理由、高級レストランとチェーン店をメニューで見分けるコツなど、スタンフォード大学で言語学を教える著者が、食と言語にまつわる驚くべき史実をつまびらかに語る。古今東西の料理本、ウェブ上の100万件のレストラン・レビューなど、ありとあらゆる情報をリサーチして著した傑作ノンフィクション。世界に伝播していった古典的なレシピも満載。
...続きを読むPosted by ブクログ 2015年11月13日
今年読んだノンフィクションの中で一番良いと思った。
著者はスタンフォード大の言語学とコンピュータサイエンスの教授。
料理、食材、食品の語源にまつわる考察だけでなく、レストランのメニュー6500件内にある65万種類の料理全てをの価格を調べ、統計的手法で分析した結果、料理の説明に長い単語を使うほど、その...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月13日
ベストセラーになるべき。オススメ。内容が濃い。
邦題で改題する本って基本的に好きではないのだが、これは例外。
今まで食べてきた色んなものの知識が色々と繋がっていくのが面白い。
世界史が苦手だが各国料理と言語学に興味のある人にオススメ。色んな国の色んなもの食べてきた人の方が刺さると思う。
色んな国の言...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月14日
タイトルに惹かれて購読。
序章からいきなり興味をそそられる事実が羅列されている。
例えば、
ケチャップはもともと魚を発行させた中国のソースだった。
フィッシュ・アンド・チップスは6世紀のペルシャの王たちが好んだ甘酸っぱい煮込み料理に由来する。
乾杯を意味するtohstはトーストしたパンにまつわる...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月14日
様々な「食」を言語学の観点から紐解いた本。
作り方さえ知っていればどこまでも広がっていく。そして独自のアレンジが加えられてその土地の食べ物になって、さらに伝播が続いていく。つくづくレシピってのは凄いなぁと感心させられます。そんな歴史を色々なエピソードから描いた本です。
他にも、高いレストランと安いレ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月17日
世界の料理のルーツと変遷を言語学の手法で解き明かす。著者はスタンフォード大学の言語学の教授、インターネットで入手した膨大な文献を統計的に分析している。高級レストランと安店のメニューの統計的特徴、邦題にあるテンプラのルーツが6世紀ペルシアにあること、ケチャップはなぜトマトケチャップなのか、そして鮨との...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月28日
お気に入りのレストランに足を運びたくなる一冊。昨今の買わせんかなとする書籍タイトルには食傷気味だが、本書は原題「The Language of Food」を思うと品の良い邦題になったと思う。表紙イラストとあわせて編集のセンスが光る。
内容も洒脱にして綿密。統計手法の章と語源の章で多少テイストは変わる...続きを読む
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