宇宙はこう考えられている ――ビッグバンからヒッグス粒子まで

宇宙はこう考えられている ――ビッグバンからヒッグス粒子まで

ビジネス・実用
880円 (税込)

4pt

急速に解明されつつある宇宙の成り立ちの謎。ヒッグス粒子の発見が何をもたらすかを皮切りに、宇宙論、天文学、素粒子物理学が私たちの知らない宇宙の真理にどのようにせまってきているかを分り易く解説する。

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宇宙はこう考えられている ――ビッグバンからヒッグス粒子まで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    宇宙に関する本の中でも、本当にわかりやすく、入門書として最適な一冊。
    ワタシもこれまでに宇宙に関する本は何冊か読んだが、正直言って全部を理解できたとは言い難い。先日読んだ『本当の大人の作法』で言うところの「言葉をごくんと飲み下す」状態だった。その状態の中で本書を読んだところ、その飲み下した言葉がストンと落ちた。あぁ、そういうことだったのか、と飲み下した言葉がきれいに消化できた。これは快感だ。それはひとえに、著者の丁寧な取材に裏打ちされた分かりやすい例えに因るところが大きい。

    0
    2018年11月18日

    Posted by ブクログ

    科学記者による2013年当時の宇宙研究のまとめと、一般人向けの「宇宙について」の概要

    ヒッグス粒子の発見から注目される宇宙の構造
    電磁気力、強い力、弱い力を統一する「大統一理論」はあるが
    重力は除かれている
    ヒッグス粒子の発見はそれだけ意義のあるものだけど、世間一般には物質に重力を与える粒子のような説明になっている


    物質を構成する最小単位の探索
    宇宙の始まりの謎
    宇宙の年齢の測定方法
    宇宙は膨張しているのか?
    これからも膨張し続けるのか?
    観測された数値を元に、宇宙の総量を推定すると質量が足りない
    その質量で発生する重力があるのに膨張している謎
    つまりは検知できていないエネルギーがあるという予測

    宇宙の組成は、「暗黒エネルギー」が73%、「暗黒物質」が23%
    既知の物質はたった4%

    現在では宇宙の誕生が137~138億年、宇宙を構成する物質の中で分かっている物質が4~5%とされている
    この辺の正確な数字はこの本でも表記がブレている

    ヒッグス粒子が見つかったとされるが、予測値よりも軽い
    そのため、どのヒッグス粒子かは未確定


    この本を読んでて、一番面白かったのが
    天文学と量子力学の相性が悪いという下り

    そりゃ、一般相対性理論と量子力学は相性悪いでしょうねぇ

    ただ、物質の最小単位を調べていくと宇宙の発生に行きつくし
    宇宙全体を調べていくと量子力学に行き着くという
    ウロボロスの図になってるのは既知ではあるが面白いと感じる


    これが書かれたのが2013年なので、13年前
    今は超弦理論ももうちょっとは研究が進んでるんじゃなかったっけ?
    でも、まだそれを検証できないという状態だった気がする
    まぁ、多次元の存在をどうやって観測するのかというのは難しい課題でしょうね

    -------------------
    第1章 ヒッグス粒子って何? どうやって発見したの?
    映画にも登場するCERN/物質をどんどん分けていくと?/陽子と中性子の発見/宇宙から降ってくる小さな粒子/クォーク、クォーク、クォーク/クォークと電子とニュートリノ/理論屋さんと実験屋さん/物質はクォーク2種類と電子で/4つの力/力を伝達する粒子/グルーオンは「糊粒子」/標準理論と力の統一/強引なヒッグス粒子/テーブルの上で自発的に破れる「対称性」/まとわりつかれて重くなる/動きにくさと質量/ヒッグス粒子の発見/統計と確率が問題/ヒッグス粒子発見の意義

    第2章 宇宙はどうやって始まったのか

    宇宙膨張の発見/ハッブルを支えた「宇宙の灯台」/遠ざかる天体の「赤方偏移」/ ビッグバン宇宙論の登場/ビッグバンの残り火/ビッグバンの証拠/2・7度のマイクロ波/ビッグバン理論のさらなる証拠/インフレーション宇宙/COBEが「ムラ」を発見/宇宙論と素粒子物理学の出会い/宇宙の膨張率を決める/膨張率の論争/宇宙の膨張率の最終決定/宇宙の年齢を決める/超新星プロジェクト/普通の物質は宇宙の4%

    第3章 見えない暗黒物質

    ヴェラ・ルービンの発見/不足する銀河の質量/変わり者ツヴィッキーのさまざまな予言/暗黒物質は銀河系にも満ちる/宇宙の大規模構造/暗黒物質と大規模構造/すばる望遠鏡も暗黒物質探し/暗黒物質のシミュレーション/暗黒物質の正体/マッチョ探し/ニュートリノ/有力候補は「弱虫」/超対称性粒子/ウィンプ探し/日本の「すみれ計画」

    第4章 宇宙の運命と暗黒エネルギー

    加速膨張がノーベル賞/謎の暗黒エネルギー/暗黒エネルギーの割合/暗黒エネルギーが歓迎されたワケ/宇宙年齢と宇宙定数/暗黒エネルギーの正体は?/第2のインフレーション?/真空のエネルギー/なぜ、今、膨張加速か/重力理論のバージョンアップ?/宇宙の運命やいかに/「暗黒エネルギー」の正体に迫る/「すばる望遠鏡」も謎解きに一役

    第5章 宇宙の謎は解けるか

    ウロボロスの蛇/相性の悪い天文学と素粒子論/仲を取り持つ超対称性理論/ヒッグス粒子は五つ?/新しい加速器計画/超ひもと余剰次元/マルチバース/宇宙は何でできているのか/宇宙はどのように始まったのか/宇宙の晴れあがりと観測の限界/重力波観測/宇宙はこの先、どうなるのか
    -------------------

    0
    2026年10月13日

    Posted by ブクログ

    さすが記者と思わせる
    宇宙論でこんなに一気読みしたのは
    はじめてだ

    研究者でない分
    たとえ話でも一番わかりやすいのが
    選ばれる

    あまりによみやすく
    自分が頭良くなった錯覚に陥るのでなんだか
    自己啓発本みたいでそこがいや
    それでー1

    0
    2014年10月25日

    Posted by ブクログ

    とっても分かりやすい。
    素粒子論から宇宙論までが上手くまとめられている。新書という発行スタイルにもピッタリとあっている。
    それにしても、人類がここまで「物質とは何か」に取り組み、解明してきたことが、全宇宙のたった4%にすぎないってのは驚きだよなぁ。

    0
    2014年08月02日

    Posted by ブクログ

    入門書としては最適なんだろうと思う、門外漢の当方が思うのだから間違いない。
    文章から作者自身も楽しんでいることがよく伝わってくる好著。
    しかし暗黒物質とか暗黒エネルギー、宇宙は10次元で出来ているとか、天才の思いつきはやっぱり訳が分かりませんな、凡人には。

    0
    2013年05月30日

    Posted by ブクログ

    たぶん、ヒッグス粒子の一番わかりやすい解説本。
    素粒子のこと、宇宙のことが、わかりやすく解説されているとともに、
    科学者たちの素顔にも触れ、興味深い。

    0
    2013年05月29日

    Posted by ブクログ

    物理学的なものは苦手な自分ですけど、そんな人向けになるべくわかりやすく書かれていると思います。とは言え、理屈を理解したというよりも人類が宇宙の謎に立ち向かう歴史を興味深く読みました。10年も前の本なので、今ではさらにいくつか謎が解けているかもしれませんね。

    0
    2023年05月11日

    Posted by ブクログ

    物質に質量を与えたヒッグス粒子、宇宙の膨張やビッグバン、ダークマターやダークエネルギーなどなどの三年前に最新だった宇宙論について。おれの脳みそではちょっとわかりにくいとこもあったが勉強になった。

    0
    2016年02月16日

    Posted by ブクログ

    暗黒物質と暗黒エネルギーについてはおそらく、一般書としては最もわかりやすく書かれている。
    ただし、所々に首尾一貫していないところがあることが気になる。例えば22ページでアルファ粒子を何の説明もなく登場させて、そのすぐ後の24ページでヘリウムの原子核を登場させている。

    0
    2013年08月23日

    Posted by ブクログ

    ヒッグス粒子についての解説から宇宙の誕生と生い立ちに関する理論の変遷がジャーナリストの視点で丁寧に書かれている。物理学、宇宙論の難解な話を素人にも「なんとなく」理解できた気にさせてくれる好著。

    0
    2013年05月26日

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