骨風

骨風

小説・文芸
1,425円 (税込)

7pt

そのコトバは、どこまでも自由に舞っていた

鉄と戯れ、ゲージツする日々。殴られ続けた父親の死。蜂に刺され鹿が迷いこむ山の生活。生と死を見つめる眼差しが優しい私的短編集。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    骨風
  • タイトルID
    :
    324335
  • ページ数
    :
    232ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年07月10日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

骨風 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人生こんなもんかと思ってしまった大人におすすめしたい一冊。読み終わったあとで、瀬戸内の海沿いに立っているあの鉄の塊が著者によって創られたものだと知る。決意は形にできる

    0
    2021年01月03日

    Posted by ブクログ

    狂い落ちるほど好きになった本。
    山に篭りながら創作活動を続ける年取ったクマさんの周りで起こる、生と死に淡々と向き合う。都心に買い物に行く時などを「シチーに降りる」などという独特な文体が狂おしい程愛おしい。いつまでも健康でいて欲しい。
    舞台化されたが、仕事で行けず、悔やんでいる。

    0
    2019年02月07日

    Posted by ブクログ

    私小説と言うか、完全なフィクションのよう。
    でも、エッセイでもなく完全な文学作品だ。
    じわじわ響く。

    0
    2017年12月28日

    Posted by ブクログ

    全編通しては勿論だが、一篇一篇、実に充実した読後感を味わえる。
    生きるということ、死ということが、この作品に通底するテーマなんだと思う。それらは、クマさんの目に映る自然の中にあるように感じられ、木々の間から差す木漏れ日のような(と言うとあまりにもありきたりで綺麗すぎるが)、やさしい雰囲気が作品全体を包んでいる。
    むずかしい言葉はなく、ストレートな、シンプルな言葉が紡がれていく。でも時にハッとするような表現があって、ゲージツ家なんだと改めて思わされる。
    大事な人に教えたくなる、大事にしたい作品。

    0
    2016年10月12日

    Posted by ブクログ

    引き込まれるような文体で書かれた短編集です。フィクションかと思いきや、著者の人生そのものだったようで、あとからWikipediaを読んで驚きました。自分が老人と呼ばれるような年齢になったとき、生きると死ぬの間で、どんな事を思い、何をして生きているのか漠然と不安がありましたが、この本を読んで少し想像できたような気がします。

    0
    2021年05月09日

    Posted by ブクログ

    ついにご開帳になった天狼院プレゼンツ「糸井重里秘本」の中身。
    力がある作品なので、夢現の境目にいるときなんかにこの本の内容がリフレインしてきてちょっと憂鬱な気分になる(笑)

    僕は昭和という期間を6年ほどしか過ごしていないけど、記憶の片隅の方にある昭和の風景をなぜだか思い出さずにはいられなかった。

    物心つく前に引っ越したはずの団地の風景、まだ色がなかった年代物の白黒テレビ、ランニングとステテコ姿のジイちゃん。

    特別うちの家が貧しかったわけではないと思うのだが、あの頃はまだ物を所有することへの憧れみたいなものがあったように思う。我が家の14インチのブラウン管が24インチのトリニトロンになった時の感動も同時に思い出す。

    この本がどんな本かと言われると回答に窮するが、取り敢えず昭和の風景を思い出したことだけは確かで、ごく自然に描かれた死が、何人かの懐かしい顔と2匹の温もりを思い出させてくれた。

    今は物質的には豊かな時代だなと思う。低成長がどうの、昔に比べて平均所得がどうのと言いながら、クーラーの効いた部屋でネットに興じながらポテチを食む。トイレは水洗だし、待ち合わせ場所を厳密に決めなくても概ね問題なく落ち合える。

    僕らが生きる停滞する日本は、本当に貧しいのだろうか?

    頭の片隅に蘇る、まだ貧しさが身近にあった時代の風景を思い出しながらそんなことを考える。勿論、深刻な貧困は未だなくなってないし、僕の見える世界だけで世の中を語ることは愚かしいこともわかるのだけど、この本を読んでそういう事を考えたことは記録しておくことは僕にとって価値あることなので、どうかご容赦いただきたい。

    0
    2018年10月14日

    Posted by ブクログ

    熊さんこと篠原勝之の、回想を交えた日々の暮らしについて。私小説なのかドキュメントなのか。ところどころわからない。

    父の死から、猫のこと、母親や山梨の仲間などを短篇形式で綴る。ところどころ、海外での活動についても語られるが、そちらはあまり地に着いていない風で、自分の本拠地に戻ってくる。

    ジフテリアで聴覚と嗅覚を失い、金は有るだけ作品につぎ込むという、破天荒な生活は、タモリ等と80~90年代にタレントとして活躍していたときを知っていると、ちょっと意外な感じがある。

    タレントということで、はじめは差し引いて読み始めたが、語彙も相当有るし、何よりも文章の流れに力があるので、よく出来た小説のように読めた。

    全体にテーマだけでなく、言葉の一つ一つが重いため、全部つづきになっていない、短編集という形なのも非常に好感が持てる。

    もう少し、ここの作品のことや震災のことについても、掘り下げて欲しいところがなくはなかったが、あまり長くない割に、読後の満足感は高い1冊だ。

    電子で読んだがこちらに登録。

    0
    2017年03月03日

    Posted by ブクログ

    鉄のゲージツ家・クマさんこと、
    篠原勝之さんの自伝的小説です。

    17歳で、育った北海道は室蘭の家を出て上京し、
    人生の苦みをたくさん味わってもきたクマさんの、
    ふんどし一丁の自分をあらわしたようでもある、
    連作短編の私小説でした。

    重厚長大でも軽薄短小でもなく、
    ぎゅっとエネルギーを秘めた、
    質感のある物質を感じさせるようでもある。
    そして、それこそ、鉄の芸術作品の、
    赤錆に感じさせられる渋みみたいなものと、
    人生の錆からでる苦味みたいなものとが、
    ミックスされているような文章と内容だと
    感じました。

    全部で八篇なのだけれど、
    最初のお話からしてじんわりとおもしろく、
    最後のお話を読み終えると、
    一冊の本として成仏するかのように、
    この本の持つスピリットのようなものが立ちのぼる感覚に、
    肌で、そして心の目で触れることになるでしょう。

    逃げ続ける人生だったとしても、
    その足取りは自分のものなのだとしっかり自覚して
    前を向いているならば、
    ひとに伝わるような「生」の質感というものは失われず、
    書きだす文章にも根付くものなのかもしれない。
    等身大の姿勢で書かれた、
    そんな私小説だと思いました。
    素晴らしかったです。

    0
    2016年11月20日

    Posted by ブクログ

    「骨風」、「矩形と玉」、「花喰い」、「鹿が転ぶ」、「蠅ダマシ」、「風の玉子」、「今日ははればれ」、「影踏み」
    鉄のゲージツ家クマさんによる、八つの短編私小説。エピソードのひとつひとつが壮絶過ぎる。よく、生きてここまで。
    本人は達観しているのか、何かに守られているのか。
    もしかしたらそれは楽天家のお母さんか福猫のGARAなのかもしれない。

    0
    2016年05月02日

    Posted by ブクログ

    篠原勝之氏の短編連作小説集。小説家が本業ではない氏の自伝的作品集。横暴な父親を懼れて過ごした少年時代。家出して東京で過ごした貧乏生活などが、哀愁すら感じる飾り気のない文章で描かれている。

    0
    2016年04月03日

骨風 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    骨風
  • タイトルID
    :
    324335
  • ページ数
    :
    232ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年07月10日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春e-book の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

篠原勝之 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す