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天文学者の父親とともに遠く南国の孤島に暮らしている少女・海良。ある日、彼女が闇夜の草原で出逢ったのは、星空から降りたった不思議な少年・τ(タウ)だった。 「僕という天体は、宇宙を未来から過去へと進んでいる。でもこの姿を浮かべていられるのは、ほんの七日間だけ。だから今夜は僕にとって、君との最後の夜なんだよ――」 果たしてその謎めいた言葉の通りに、海良は毎夜、タウと出逢い続ける。約束された出逢いの、避けられない別れの時へ向けて――。 時を遡る少年とすれ違い続ける少女が織りなす、たった七夜のラブストーリー。
...続きを読むPosted by ブクログ 2017年03月02日
宇宙が好きでうまく友達がつくれない少女と、時間を逆流する謎の天体少年の物語。7日間、それも少年が姿を表すことのできる夜だけという限られた時間を二人で過ごす。
少女にとっての出会いの日は少年にとって別れの日であり、逆もまたそうだった。日が経つごとに別れが近づいてくるのがとても切なかった。
はじめは二人...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月10日
透明で不思議な世界観が印象的でした。
たった7日間の短い間にすれ違いながらも恋に落ちる2人。
海良は明日にはタウのことをもっと好きになってるのに、そんな明日のタウは今日のタウより海良のことを知らない...切ないです。タウも同じような想いで海良に会っていたんだと思うともっと切なくて何度も泣いちゃいま...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月03日
最高だと思います。
この本に出会えて良かったです。
むしろ本なんて読まなかった私が今読書家になっているのはこの天体少年のおかげです笑
内容ですが時間の進行が違う二人という発想がすごいですしそれを7夜で表現したとゆう点もすごいとおもいます。
この話の作りは容易じゃないなと思いました。
また、時間の進...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月07日
あらすじから良作の匂い。
天文学者の父親とともに遠く南国の孤島に暮らしている少女・海良(ミラ)。ある日、彼女が闇夜の草原で出会ったのは、星空から降りたった不思議な少年・τ(タウ)だった。「僕という天体は、宇宙を未来から過去へと進んでいる。でもこの姿を浮かべていられるのは、ほんの七日間だけ。だから今...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月01日
疑問点とか、いろいろと気になるところはあったけど、深く考えずに雰囲気として読むならとても良い感じ。
少年と過ごす世界はとても綺麗。
主人公と天体少年は、7日間だけすれ違う。
主人公の1日目は、少年の7日目で、
少年の1日目は、主人公が最後に会える日。
だからこそ、もどかしい。けど、これでいいんだ、...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月09日
読みやすくて軽めのSFで良いボーイミーツガール。
悲恋じゃないけれども切ない話。こういう雰囲気のお話が好きなので、満足です。
たった七夜の淡い恋を、永遠に留めて天体の少年は宇宙の時間を遡り続ける。
時間軸と時間軸の流れの交点での一瞬のめぐり会い、というところから円城氏の「墓標天球」を少し思い出した...続きを読む
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