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デンマークの首都コペンハーゲンで開催されたオークションで、チャールズ・ダーウィンの所有していた聖書が出品された。調査に訪れたシグマフォースのグレイソン・ピアース隊長は、謎の暗殺者に命を狙われる。同じ頃、ネパールの僧院で発生した奇病を調査していたドクター・リサ・カミングスは、狂気に支配された仏教僧とともに、同じ奇病に感染したシグマフォースのペインター・クロウ司令官を発見した。病気発生の隠蔽を図る謎の組織に捕えられた二人は、ヒマラヤ山中にあるグラニートシュロス(花崗岩の城)と呼ばれる施設に収容される。一方、南アフリカ共和国の動物保護区では、現地のズールー族の間に伝わる謎の怪物の目撃例が頻発していた。ヨーロッパ、アジア、アフリカで起こったこの三つの事件が一本の線で結び合わさる時、かつてナチス・ドイツの行っていた恐ろしい研究の正体が明らかになろうとしていた……。ハインリッヒ・ヒムラー、ヴェーヴェルスブルク城、ブラヴァツキー夫人、ルーン文字、カンブリア爆発、ヒマラヤのシャングリラ……この小説に記された歴史的事実の数々。
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Posted by ブクログ 2013年06月21日
シグマフォースシリーズを初めて読んだ。
序盤は、どうナチと関わっていくのかを推測しながら読んでいたが、
予想していた人物が意外な正体であったり、まったく予測できない展開に転んでゆく。
場所が異なる複数の出来事が同時に進んでいくのだが、
そのおかげで本の中の出来事を立体的に見ることができた。そして、本...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月15日
シグマフォースシリーズの第二弾。コペンハーゲンで開催されるオークションの品物について調査する主人公グレイとネパールの僧院にて謎の奇病を調査する司令官クロウのダブル主人公で物語は進む。
量子論や進化論を交えてナチスの残した科学を解明しながら2人を襲う謎の暗殺者達の目的を探る。また前作から登場しているキ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年07月09日
読書録「ナチの亡霊(上)」4
著者 ジェームズ・ロリンズ
訳 桑田健
出版 竹書房文庫
p142より引用
“ 密猟者が関与していたら、角を残してい
くはずがない。サイの個体数が今でも急速に
減少している最大の理由の一つは、その角に
ある。角の粉末は、アジアの市場では勃起不
全の治療薬として売られ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月18日
ちょっと進行がじっくりしすぎかな?
舞台を三つに分けて同時進行的に複線的な話が展開されるものの、話は遅々として進まない印象。
確信に迫る話をもうちょっと小出しにしてくれる方が楽しめたように思う。
インテリジェント・デザイン説の話やトゥーレ協会など、もうちょっと早めに出してくれると良かった。
何はとも...続きを読む
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