ナチの亡霊 上

ナチの亡霊 上

デンマークの首都コペンハーゲンで開催されたオークションで、チャールズ・ダーウィンの所有していた聖書が出品された。調査に訪れたシグマフォースのグレイソン・ピアース隊長は、謎の暗殺者に命を狙われる。同じ頃、ネパールの僧院で発生した奇病を調査していたドクター・リサ・カミングスは、狂気に支配された仏教僧とともに、同じ奇病に感染したシグマフォースのペインター・クロウ司令官を発見した。病気発生の隠蔽を図る謎の組織に捕えられた二人は、ヒマラヤ山中にあるグラニートシュロス(花崗岩の城)と呼ばれる施設に収容される。一方、南アフリカ共和国の動物保護区では、現地のズールー族の間に伝わる謎の怪物の目撃例が頻発していた。ヨーロッパ、アジア、アフリカで起こったこの三つの事件が一本の線で結び合わさる時、かつてナチス・ドイツの行っていた恐ろしい研究の正体が明らかになろうとしていた……。ハインリッヒ・ヒムラー、ヴェーヴェルスブルク城、ブラヴァツキー夫人、ルーン文字、カンブリア爆発、ヒマラヤのシャングリラ……この小説に記された歴史的事実の数々。

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ナチの亡霊 のシリーズ作品

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  • ナチの亡霊 上
    733円 (税込)
    デンマークの首都コペンハーゲンで開催されたオークションで、チャールズ・ダーウィンの所有していた聖書が出品された。調査に訪れたシグマフォースのグレイソン・ピアース隊長は、謎の暗殺者に命を狙われる。同じ頃、ネパールの僧院で発生した奇病を調査していたドクター・リサ・カミングスは、狂気に支配された仏教僧とともに、同じ奇病に感染したシグマフォースのペインター・クロウ司令官を発見した。病気発生の隠蔽を図る謎の組織に捕えられた二人は、ヒマラヤ山中にあるグラニートシュロス(花崗岩の城)と呼ばれる施設に収容される。一方、南アフリカ共和国の動物保護区では、現地のズールー族の間に伝わる謎の怪物の目撃例が頻発していた。ヨーロッパ、アジア、アフリカで起こったこの三つの事件が一本の線で結び合わさる時、かつてナチス・ドイツの行っていた恐ろしい研究の正体が明らかになろうとしていた……。ハインリッヒ・ヒムラー、ヴェーヴェルスブルク城、ブラヴァツキー夫人、ルーン文字、カンブリア爆発、ヒマラヤのシャングリラ……この小説に記された歴史的事実の数々。
  • ナチの亡霊 下
    733円 (税込)
    デンマークからドイツに逃れ、ダーウィンの聖書、ルーン文字、ハインリッヒ・ヒトラーの謎を研究するグレイソン・ピアース。ヒマラヤの山中の研究所で、裏切り者の正体を突き止めるために敵と手を結び、ダーウィンの進化論と量子論について意見を戦わせていくペインター・クロウとドクター・リサ・カミングス。だが、本当の恐怖は、南アフリカ共和国シュルシュルウエ・ウンフォロージ動物保護区に存在していた。グレイ、ペインター、リサが南アフリカに集結した時、ナチの残党の研究はすでに最終段階に到達していた。彼らの狙いは何なのか? ペインターの身体を蝕む奇病の治療法はあるのか? ディー・グロッケ<釣鐘>の正体とは何なのか? 残された時間はあとどれくらいあるのか? 全世界にとっての本当の脅威が明らかになる一方で、グレイたちの前にはさらなる大きな疑問が立ちはだかっていた――。量子進化、マックス・プランク、シュレディンガーの猫、ZPE爆弾、零点エネルギー、ホメオボックス遺伝子、知的デザイン説……この小説に記された科学的事実の数々。

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ナチの亡霊 上 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月17日

    人間が手を出しても許される技術や摂理は、一体何処までなんだろう……
    尊厳と良識、大切にしたいですね。

    0

    Posted by ブクログ 2013年06月21日

    シグマフォースシリーズを初めて読んだ。
    序盤は、どうナチと関わっていくのかを推測しながら読んでいたが、
    予想していた人物が意外な正体であったり、まったく予測できない展開に転んでゆく。
    場所が異なる複数の出来事が同時に進んでいくのだが、
    そのおかげで本の中の出来事を立体的に見ることができた。そして、本...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月15日

    シグマフォースシリーズの第二弾。コペンハーゲンで開催されるオークションの品物について調査する主人公グレイとネパールの僧院にて謎の奇病を調査する司令官クロウのダブル主人公で物語は進む。
    量子論や進化論を交えてナチスの残した科学を解明しながら2人を襲う謎の暗殺者達の目的を探る。また前作から登場しているキ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月28日

    "コペンハーゲン、チベットで別々に進行する物語が次第に交錯していく。今度のテーマは量子理論。
    手に汗握る展開と知的好奇心を刺激する物語。至福のひと時。"

    0

    Posted by ブクログ 2017年07月09日

    読書録「ナチの亡霊(上)」4

    著者 ジェームズ・ロリンズ
    訳 桑田健
    出版 竹書房文庫

    p142より引用
    “ 密猟者が関与していたら、角を残してい
    くはずがない。サイの個体数が今でも急速に
    減少している最大の理由の一つは、その角に
    ある。角の粉末は、アジアの市場では勃起不
    全の治療薬として売られ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年01月25日

    二作目なので、登場人物にもなじみが出てきた。あいかわらず、進化のコントロールとか、ルーン文字とか、好奇心をくすぐるツボを心得ている。しかし、ヒマラヤ、ヨーロッパ、南アフリカと3か所で話が進むので、じれったいことこの上ない。

    0

    Posted by ブクログ 2013年11月18日

    ちょっと進行がじっくりしすぎかな?
    舞台を三つに分けて同時進行的に複線的な話が展開されるものの、話は遅々として進まない印象。
    確信に迫る話をもうちょっと小出しにしてくれる方が楽しめたように思う。
    インテリジェント・デザイン説の話やトゥーレ協会など、もうちょっと早めに出してくれると良かった。
    何はとも...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年09月29日

    戦う科学者シリーズ。1作目はファンタジーに近い内容だったが、今回はちょっとだけ現実的。ナチスの研究成果をめぐって残党と戦う話。量子論の考え方が分かりにくいが、シュレーディンガーの猫とか、いろいろな蘊蓄が面白かった。

    0

    Posted by ブクログ 2013年08月28日

    ユダヤ人を恐れたヒトラー。だからこそユダヤ人を抹殺し、超人を創ろうとしたナチス。フィクションだがとてもリアルで進化論や量子論まで登場する壮大な物語。さぁ、下巻の展開が楽しみ。

    0

    Posted by ブクログ 2013年07月14日

    ナチの生き残りが出てくるってことで読んでみたら、途中でシリーズの2作目だとゆうことに気付いた…
    でも1作目を読んでなくてもちゃんと楽しめた。

    0

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