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ニック・ヴェルヴェットは当代きってのプロの泥棒である。つねに依頼を受けて動く彼が盗むのは、価値のないもの、もしくは誰も盗もうとは思わないものだけ。報酬は一件につき二万ドル。そんな型破りな条件にもかかわらず、彼のもとには依頼が次々に舞い込んでくる。ターゲットはプールの水、おもちゃのネズミ、プロ野球チーム、使い古しのカレンダー等……それらをニックはどうやって盗む? そして依頼者はなぜ盗ませようとする? 短編の名手ホックが創造した唯一無二の怪盗ニック、その全仕事を発表順に配して贈る全集第1弾、全15編収録。
...続きを読む※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2016年07月22日
怪盗という言葉にはやはり浪漫がある。
但し、ニックは、ルパンは怪人二十面相式の、いつのまにか密室に忍び入って秘宝を盗み、どろんする、というタイプの怪盗ではない。
誰もほしがらないようなつまらないものに限定して、依頼を受けて盗みを働く。その盗みはかなり当意即妙でああり、ニックが逮捕されないのは、あくま...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月12日
泡坂妻夫のエッセイで、「価値のないものしか盗まない」という『怪盗ニック』シリーズが紹介されていた。泡坂さんが一九三三生まれの二〇〇九年没、エドワード・D・ホックは一九三〇年生まれの二〇〇八年没と、ほぼ同世代の二人。とはいえ作家としてのデビューはホックの方が二十年ほど早い一九五五年。
ホックはEQ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月18日
アメリカのミステリ作家「エドワード・D・ホック」の短篇集『怪盗ニック全仕事〈1〉(原題:The Complete Stories of Nick Velvet: Vol.1)』を読みました。
久しぶりに短篇が読みたい気分だったんですよね。
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人から依...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月20日
書き直し。
ミステリ初読者に薦める面白い短編として真っ先にあげたい作品。
主人公、怪盗ニックはプロの泥棒。どんな場所にだって入ってみせる。しかし彼には一つ流儀がある。
彼は価値のないものしか盗まないのだ。
なぜそんなものを盗む依頼がきたのか、どうやって盗んでいくのか、その二つであっと言わせる名短編集...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月14日
価値のないものを専門に盗む怪盗ニックの短編集。作中で主人公も言っているけど、どうやって盗むかは運など場当たり的な要素が強い。しかし、どの作品も盗んで欲しいとくる依頼物が突拍子もなく導入として魅力的。どうしてそんなものが欲しいのか、またそれをどうやって盗むのかを短編ならではのコンパクトに納めているので...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月10日
ニックは仕事先で魅力的な女性とよく会うのに、グロリアと飽きずに付き合っていられるね。グロリアも仕事していないみたいなのに、ニックと退屈じゃないのかな。
どうやって依頼人はニックの顔や連絡先を突き止めるんだろう。ニックは不安じゃないのかな。
依頼人の真の目的がミソだね。勿論盗み方も興味深いけど。
グリ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月03日
価値のないものを専門に盗む怪盗ニック。そんな彼のもとには、さまざまな依頼がやってくる。斑の虎やプールの水、プロの野球チームなどなど。それらをどうやって盗むのか。
短編でなかなか面白かった。確かに、ニックが盗むものは価値がないもので、誰もそれを盗んでまで欲しいとは思わない。だけど、なぜ依頼者はそれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月19日
『斑の虎を盗め』
ハリー・スミス、コーミック、ジニーの3人から動物園の斑の虎を盗むように依頼された怪盗ニック・ヴェルベット。ジニーと動物園で行動中に起きた銃撃戦。
『プールの水を盗め』
叔父であるサミュエル・フィッツ・パトリックの屋敷 からプールの水をすべて盗むように依頼されたニッ ク。全部盗む意...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月26日
ネットで見かけて。
ニックは泥棒。
依頼により盗むが、
金も価値あるものも盗まない。
特殊なもの、斑の虎とか、プールの水とか、おもちゃのねずみとか。
盗んでほしいものの様々だが、
盗んでほしい理由も様々。
他の犯罪のためとか、
他の金めのもののためとか。
どの「泥棒」も楽しめたけど、
革ででき...続きを読む
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