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せつない
せつないです・・・
ハッピーエンドとは言えない結末ですが、重く胸に残りますね。泣いちゃいました。
サニン幸せに繋がる終わり方にしてほしかったな~と思ってしまい、切ないです。
でも、人間の欲に翻弄されて考えさせられる作品でした。
絵も好きです。みんな幸せになってほしかったなぁ~
賛否ありそうな結末だけど
結末に賛否両論ありそうな物語ではありますが、私はあれが最良だったと思います。ラムカの話はこの結末への伏線だったのだと思うし、サニンは可哀想だけれどあそこまで恨み辛みを重ねては、助かったとしても生き辛かったのではないかと思います。カナンも、そんなつもりはなくとも人を殺してしまったり、身体を奪われてしまうなど散々な目に遭ってきました。誰かは必ず死ななくてはならない絶望的な話の流れでもありました。寧ろナムはよくぞ助かったというくらいでした。本来光る龍になって行ってしまう筈だったカナンをラムカが引き留めて助かったのだと、それだけでも幸せな結末ではないかと思います。
手放しの大団円ではないものの
手放しのハッピーエンドではないものの、収まるべきところに綺麗に収まった良作だと思います。
基本的にシリアス路線で、人間の業が前面に出ていたり、考えさせられる事が多く割とヘビーな話なので、みんな笑顔のご都合展開で終わる方が却って嘘臭いかと。
伏線の張り方も見事で、何気ないセリフやエピソードがしっかり効いていて、全9巻にも及ぶ長編ながら飽きさせることなく山口先生の構成力に唸らされます。
最終話は読者それぞれに想像する余地を残した終わり方で、とても良い匙加減だと思うのですが、伏線や微妙な表情が上手く読み取れずに起こった現象のみを捉えるとアンハッピーエンドに見えてしまうのが難しいところです。
とても良い作品なので、先入観無しに読んで欲しいので、ここから先は全編読み終えた後の方のみお読みくださいm(__)m
---- 以下、ネタバレ
サニンは、不運な境遇に同情する点は多々あれど、越えてはならない一線をいくつも越えてしまっているので、改心して生き永らえるという選択肢は無いかと。
終盤でダオから母が自分を見捨てたわけでは決してない事を知り、ラムカの心に自分の存在を刻み付け、カナンが最後まで自分を大切に思っていた事を認識しながら消滅。
それまでの所業を考えると充分に幸せな終わり方に思います。逆に改心なんかしたら、とても生きて居られないような事をしてきたので、幸せにはなれないように思えます。
カナンについても 、8巻ラスト以降の記憶が有る限り、カナンの性格からして今まで通りには振る舞えないでしょうし、心の傷が癒えるまで何年も掛かるでしょう。
それなら記憶を失ってまっさらな状態から再び築き直すのはアリだと思うのです。
視力に関しては、人間の業の深さについて読者に投げ掛けているのだと解釈しています。
聖龍の龍力・身体を使いきっても浄化しきれず人間としての視力をも奪ってようやく消える程の業の深さ。また人間の業が溢れた時には、再び聖龍が降臨して浄化してくれるなんて期待を持つな、という警鐘に思います。
ラタ一行が無事に逃げおおせてサンワの庄に辿り着けていたならば見れたであろう、あの時叶わなかった光景をラムカとカナンが紡いで行く、とても素敵なラストシーンです。
Posted by ブクログ
他の方の最終9巻の感想がいまいちモヤモヤ感が残ったという意見が多かったので、恐々読んでみましたが
私は一気読みだったせいか、ものすごく納得のいく完結でした。
最後のカナンの姿は、それだけの犠牲を払った結果であり、それでも得たかった自分の居場所のわけです。
今までのことは忘れてしまってもいいんです、その分ラムカが彼女の過去も全て含め背負い、カナンの側にいれることが幸せなんだと思うから。
今の姿は戦いの凄まじさの証。
彼女の想いの強さ。
それを包んでしまうほどのラムカの器の大きさ。
最高の愛のかたちじゃないですか?
読みごたえのある長編のファンタジーを求め、この作品に出会ったけれど、この作品も読んでよかったと思えた作品でした。
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