「諜報の神様」と呼ばれた男 連合国が恐れた情報士官・小野寺信の流儀

「諜報の神様」と呼ばれた男 連合国が恐れた情報士官・小野寺信の流儀

2,400円 (税込)

12pt

4.5

イギリスの情報機関、MI5が徹底監視の対象として“個人ファイル”を作った唯一の日本人武官がいた。第二次世界大戦時にストックホルム駐在武官を務め、ポーランドやバルト三国、ドイツの情報士官たちと「情(なさけ)のつながり」を結んで深奥部に迫る秘密情報を数々手に入れ、連合軍側から「枢軸国側諜報網の機関長」と恐れられた男――小野寺信である。小野寺は、独ソ開戦や、アジアでの英軍の動き、さらに原爆開発情報など、様々な重要機密を探り当てていた。さらに、ヤルタ会談の直後には、ソ連がその3カ月後に対日参戦をするという情報まで掴んでいたのである。なぜ彼は、欧州の地で価値ある情報を入手できたのか。それは、小野寺が多くの人々と誠実な人間関係を結んだからこそだった。さらに、彼が心底からの愛国者であったことが、他国の愛国者からも信頼される要因となったのである。日本人として誇るべき一人の情報士官の生き方に迫る、感動の書。

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「諜報の神様」と呼ばれた男 連合国が恐れた情報士官・小野寺信の流儀 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    明石元二郎と小野寺信を学んだ瞬間、日本近代史への見方が180度変わってしまった。なぜ戦争に負けたか?とか、日本のリーダーシップの問題云々だとか、もはや論じることに1mmの価値も感じない。

    0
    2021年08月12日

    Posted by ブクログ

    太平洋戦争時にスウェーデン武官を務めた小野寺信少将について、インテリジェンスオフィサーとしての役割を中心に、背景となる前半生も含めて解説。少し長かったり、まとまりがなかったり読んでいて辛い時もあったが、影で活躍した小野寺少将の功績に光を当てるものとして非常に興味深かった。

    特に、関心を持ったのは以

    0
    2021年08月10日

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