玉響
  • 完結

玉響

660円 (税込)

3pt

貿易商の一人息子である麻倉通忠は全寮制の旧制高校へ入学する。そこで同室になったのは、幼い頃に唯一心を許した幼馴染み、立花だった。けれど立花との再会は麻倉にとって複雑なもので───

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  • カテゴリ
    BL
  • ジャンル
    BLマンガ
  • 出版社
    大洋図書
  • 掲載誌・レーベル
    HertZ&CRAFT
  • 電子版発売日
    2015年03月06日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    104MB

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玉響 のユーザーレビュー

時は大正十一年。貿易商の一人息子・朝倉は、入学した全寮制の旧制高校で、かつての幼馴染・立花と再会する。立花はかつて、異人の血が混じっていると言って虐められていた朝倉をかばってくれた唯一の人間だった。「あの頃、おまえのことが好きだった」と告白する立花。朝倉も立花が好きだと自覚するが、時代が2人の恋を引き裂いて──。

互いに叶わないと思っているからこそ、すれ違ってしまう2人の関係が切ない!華族の跡取りという立場もあり、自分の気持ちを押し殺そうとする朝倉ですが、立花と一緒にいることで、感情が抑えられなくなってしまいます。 そうこうするうちに関東大震災が起こり、2人は再び離れ離れに……。立花が生きている痕跡を探そうと必死な朝倉がまた、健気で可愛いのです。

何かを得るためには、何かを失わなくてはいけない。その重みや痛みを知る2人だからこその結末には、きっと心を打たれるはず。
「玉響(たまゆら)」という言葉の響きもあわせて、しみじみと切なく、美しい作品です。

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感情タグBEST3

    購入済み

    良かった

    上品で色っぽい作品。性描写が激しいわけでもないのに、ドキドキしっぱなしでした。切なくほどよい甘さが残る良い作品だと思いました。

    4
    2015年03月22日

    購入済み

    切ないけどすごく好き

    ゆき林檎さんの作品はほとんど読んでます。玉響はドラマCDを先に聞いていて、切なくて苦しくなるけど、でも素晴らしい作品ですね。
    切ないのが苦手で、ハピエンが約束されなければ見たくないほど。ゆき林檎さんは登場人物の心情の表現がほんと素晴らしくていつも心がギュッとされます。番外編「或る日」も電子化された

    3
    2020年05月03日

    Posted by ブクログ

    久しぶりにきっちと纏まった丁寧な話になってるBL読んだ。
    時代物が好きというのもあるけど、凄く良かったです。BLで関東大震災書くのも珍しい。
    心の描き方が丁寧で、繊細で不器用なふたりの恋愛が心に沁みた。いっそ別離エンドでも良かったかなぁとは思ったけど。作家買いしたい方がまたひとり増えました。

    3
    2015年08月19日

    Posted by ブクログ

    絵がとても綺麗で色香があります。麻倉が立花に感情をあらわにしたところ…非常に切なくなりました。二人の想いが通じ、身分や世間体を構わず麻倉が述べた台詞がとても印象的で泣けます。
    ただもう少し長く読みたかったなーという思いもありました。

    3
    2015年01月03日

    Posted by ブクログ

    大正時代の禁忌な雰囲気とゆき林檎さんの繊細で美しい絵柄がマッチした秀作。まるまる一冊の長編であの時代に淡い初恋が成就されるまでを歴史を追って大河ロマン風に描いていて読み応えがある。一冊で上手くまとまっているので重い内容の割りにサラッとした印象を受けるけれど、読んだ後にじわじわと感動がくる余韻のある読

    3
    2014年07月14日

    購入済み

    今までのBLの中で1番

    こんなに色々な思いが万華鏡のように色や輝きを変えて心に沁みてくるお話は初めて。
    一冊でこれだけの内容を無理な感じを与えず自然に描きあげたのは作家さんの力があるんだと思いました。
    出会えて本当に良かったと思える一冊でした。

    2
    2017年07月17日

    Posted by ブクログ

    ゆき林檎さんの作品初めて読んだのですが、私的には大当たりでした!
    切ないんだけど最後は静かにハッピーエンドな感じと、ゆき林檎さんの絵がマッチしてると思いました。
    巻末の描き下ろしも良い感じに本編と繋がってるので、本誌で読んでいた方にもぜひ描き下ろし読んでほしい・・・!

    2
    2014年06月08日

    Posted by ブクログ

    死に際に、いい人生だったと笑いたい。 最後は自分の意志で行動し思い合ってる人と幸せな人生を歩んでくれて良かった。
    立花が書いた道忠への小説の最後の言葉が心にほっこりしました。

    2
    2014年06月04日

    独特

    なんども読み返してしまう。
    心に残る作品です。
    自分らしく生きることの難しさと大切さを
    考えさせられる。
    そして勇気をくれる。

    希有な作家さんです。

    他の作品も読みたい。

    1
    2020年04月11日

    購入済み

    じんわりと熱い涙が零れ落ちた。

    大正時代、階級、といった、いくつもの隔たりや、同性愛が認められない時代背景のなか、どこまでも純粋に相手を想う気持ちと自分の本心に真っ直ぐ向き合う姿に、涙が溢れ出ました。
    特に、何年後かの再会で浅倉が想いを告げる場面は、切なくて切なくて胸がしめつけられました。(思い返せば、あの頃の立花もそんな想いを

    1
    2020年03月22日

玉響 の詳細情報

  • カテゴリ
    BL
  • ジャンル
    BLマンガ
  • 出版社
    大洋図書
  • 掲載誌・レーベル
    HertZ&CRAFT
  • 電子版発売日
    2015年03月06日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    104MB

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