無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
時は大正十一年。貿易商の一人息子・朝倉は、入学した全寮制の旧制高校で、かつての幼馴染・立花と再会する。立花はかつて、異人の血が混じっていると言って虐められていた朝倉をかばってくれた唯一の人間だった。「あの頃、おまえのことが好きだった」と告白する立花。朝倉も立花が好きだと自覚するが、時代が2人の恋を引き裂いて──。
互いに叶わないと思っているからこそ、すれ違ってしまう2人の関係が切ない!華族の跡取りという立場もあり、自分の気持ちを押し殺そうとする朝倉ですが、立花と一緒にいることで、感情が抑えられなくなってしまいます。 そうこうするうちに関東大震災が起こり、2人は再び離れ離れに……。立花が生きている痕跡を探そうと必死な朝倉がまた、健気で可愛いのです。
何かを得るためには、何かを失わなくてはいけない。その重みや痛みを知る2人だからこその結末には、きっと心を打たれるはず。
「玉響(たまゆら)」という言葉の響きもあわせて、しみじみと切なく、美しい作品です。
切ないけどすごく好き
ゆき林檎さんの作品はほとんど読んでます。玉響はドラマCDを先に聞いていて、切なくて苦しくなるけど、でも素晴らしい作品ですね。
切ないのが苦手で、ハピエンが約束されなければ見たくないほど。ゆき林檎さんは登場人物の心情の表現がほんと素晴らしくていつも心がギュッとされます。番外編「或る日」も電子化された
今までのBLの中で1番
こんなに色々な思いが万華鏡のように色や輝きを変えて心に沁みてくるお話は初めて。
一冊でこれだけの内容を無理な感じを与えず自然に描きあげたのは作家さんの力があるんだと思いました。
出会えて本当に良かったと思える一冊でした。
独特
なんども読み返してしまう。
心に残る作品です。
自分らしく生きることの難しさと大切さを
考えさせられる。
そして勇気をくれる。
希有な作家さんです。
他の作品も読みたい。
じんわりと熱い涙が零れ落ちた。
大正時代、階級、といった、いくつもの隔たりや、同性愛が認められない時代背景のなか、どこまでも純粋に相手を想う気持ちと自分の本心に真っ直ぐ向き合う姿に、涙が溢れ出ました。
特に、何年後かの再会で浅倉が想いを告げる場面は、切なくて切なくて胸がしめつけられました。(思い返せば、あの頃の立花もそんな想いを
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。