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Posted by ブクログ 2023年06月13日
朝三暮四や杞憂などの故事成語の典拠として知られる『列子』だが、それ以外はあまり知られていない。老荘思想の流れを組みながらも独自なストーリー展開をする『列子』の魅力をこの本は分かりやすく説明してくれる。
逆説や意図的な論理矛盾、まとまらない終わり方など現代小説が行っている手法の原点がここにあったと...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月04日
『老子』は極端、『荘子』は大げさ、『列子』はひねくれ。そのひねくれとはエピソードの構成と展開が考え抜かれたものであることによるという。 ただ、『列子』のエピソードは人に読ませる面白さを追求した結果、思想を伝えるという面で甘くなっているという。そのため「まともな」中国思想学者からは忌避されて、日本での...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月23日
編集者として高校教科書や辞書の編纂に携わった著者がお気に入りの古典『列子』を語ったもの。
列子はいわゆる老荘思想の一派ですが、内容が雑多で荘子の焼き直しエピソードが目立つことなどから決してメインストリームの思想ではありません。エピソード性が高く、高校漢文の「杞憂」「朝三暮四」などの出典となっていま...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月11日
円満字二郎(えんまじ じろう)『ひねくれ古典『列子』を読む』(新潮選書、2014年)
著者の名前がひねくれていると思った。
本選書は諸子百家の一人である「列子」の紹介本だ。20話の白文、読み下しに著者の解説からなる。
我々は「杞憂」とか知っているようで知らない。教科書に載らない続きの話が面白い...続きを読む
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