デザインマネジメント

デザインマネジメント

ビジネス・実用
2,200円 (税込)

11pt

デザインマネジメントは、デザインを経営の根幹に据えた経営手法のこと。技術や販売手法を中核とする経営は広く見られるが、これにデザインを加えると顧客価値を探る多様な視点が得られる。欧米の成長企業であるアップルやグーグル、アウディ、ダイソンなどはデザインマネジメントを当然のこととして実施している。そのデザインマネジメントの本質や切れ味を、著者が実際に手掛けたエアコン、ノートパソコン、携帯電話、洋食器、ランドリー用品などの開発事例に沿って浮かび上がらせる。巻末に元・ホンダ経営企画部長の小林三郎氏との対談「本田宗一郎とスティーブ・ジョブズは究極のデザイナー」を収録。なお、電子書籍版は、紙面ではモノクロの画像をカラー化しています。

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デザインマネジメント のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ワイガヤの重要性。

    人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。人は弱い。
    悲しい程に弱い。問題を起こす。手続きや雑事を必要とする。人とは費用であり、脅威である。
    しかし人は、これらのことゆえに雇われるのではない。人が雇われるのは、強みゆえであり能力のゆえである。組織の目的は、人の強みを生産に結びつけ、人の弱みを中和する事にある。
    つまり、「人こそ最大の資産である」ということだ。しかし企業という組織は、人という資源を最も活用していないとすら言っているのだ。人を生かし、適材適所に人員を配置する。これによって業績は向上し、何より言頼と成果を生む。そして真のリーダーシップへと人を進ませるという。著者はこの一連の変化についてプロジェクトを通して実際に目にしてきたから、まさにこの通りだと思っている。

    キョーワナスタの事例で学ぶべきことのもう一つは「実行する」ということだ。口だけで理想を述べることはたやすい。しかし、言うとやるとは大違いだ。この会社と仕事をしていると「いいじゃない。とにかくやってみようよ」という言葉をよく耳にする。この言葉をマネジメント層が言えるかどうかで、その明暗は決まってくると言ってもいいのではないだろうか。ドラッカーは同著でイノベーションの姿勢についてこんな風に述べている。
    トップマネジメントたるものは、アイデアを正面から取り上げることを自らの職務としなければならない。優れたアイデアというものは、常に非現実的であることを知らなければならない。優れたアイデアを手にするには、多くのばかげたアイデアが必要であり、両者を簡単に識別する手だてのないことを知らなければならない。いずれも、実現性のないばかげたものに見え、同時に素晴らしいものに見える。

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    姿形のデザインではなく、タイトル通り「デザインマネジメント」の内容、刺激をもらえた。

    勝手要約すれば、
    世の中をよくしたい・・・ といった意思・覚悟・情熱を持ち続けた中で
    「既成概念に疑問を持ち、本質やなぜの追求を突き詰め、繰り返せば、輪郭はシンプルになり、判断基準や何のために生きているかがはっきりする」,「多角的、長期的視点が全体最適を考えることにつながり、加えて消費者の暮らしに寄り添うこと」で、「根っこにあるテーマ、共鳴する物語が見い出せる」

    概念を変えるには「常識の束縛から逃れるためのエスノグラフィの活用,忘却の大切さ,幅広い知識=教養/社会の仕組みの理解,外部協創による自らの能力の知覚・・・」  

    そのための姿勢や行動,意識,組織は「体験の積み重ね,実際に行動,他人の情報に頼らない,効率を求めるのではなく 後退したり迂回したりして答えを探し続けなければならない,小さな積み重ねを地道に,リリース/フィードバックを繰り返すことで必要要件が研ぎ澄ます(これが成長戦略につながる),内発的動機を高める(これは楽しむこと、ワクワクできることが大切),組織は役割重複を避け、人の弱みを中和、志を同じに、やりがいとエネルギーを高める方向に・・・」

    0
    2015年05月19日

    Posted by ブクログ

    こんなおもしろいデザイン、ビジネスに関する書籍はなかった。

    ロジカルシンキングだけでは光が見えなくなったビジネスの現場において、顧客の内面に光を当て、顧客とともに自らのビジネスに光を与える示唆に富んでいる。

    「デザイン」をモノづくりの範疇しか理解できていない周りの人、コトづくりのデザインでしょ!って言ってる人にも薦めていただきたい。

    デザインは関わる人の本質に迫る価値を具現化し実行できる力になると。

    0
    2014年09月07日

    Posted by ブクログ

    「デザインマネジメント」

    1.購読動機
    新しい事業を運営するにあたり、事業とは?顧客とは?提供価値とは?の定義を再度認識したうえで展開したかったためです。
    ------------
    2.デザインマネジメントのデザインとは?
    意匠を指すのでありません。
    ひとことでいうならば、なぜ? とその実現です。

    なぜ、その事業をするの?
    なぜ、その顧客ゼグメントなの?
    なぜ、提供価値がそのような様式になるの?

    この、なぜ? を明文化すること、かつ外部に正確に認知してもらうように、事業を展開することです。
    ------------
    3.デザインマネジメントの要素
    著書と多少の差異はありますが、3つです。
    ①ロジック
    ②センス
    ③wow!

    ------------
    これをつなげると以下の文脈となります。

    事業のデザインマネジメントとは?
    ①ロジック
    顧客を誰にするのか?なぜそのゼグメントにするのか?
    提供価値を何とするのか?
    の基本を定義すること。
    ②センス
    ①を顧客そして社会に正確に認識してもらうために、自社そして自身の五感を使い、表現すること。
    ③wow!
    結果として、顧客そして社会の五感を刺激し、wow!の流れを生み出すこと。

    ------------
    4.自身に置きかえて
    自身の業務の今と未来に置き換えました。
    次の一手も、なぜ?の基礎からずれないように展開します。

    0
    2021年11月08日

    Posted by ブクログ

    OSOROやNESTAの事例があって、デザイン思考の実際の過程が詳しく書かれていてよかった。
    後半のデザインマネジメントやコラムも参考になり、為になる1冊だった

    0
    2021年07月03日

    Posted by ブクログ

    デザインマネジメント
    [ ]ひな形は便利だが、企画業務は全て違う内容やプロセスであるべきだ。なぜなら独自の提案に二番煎じはないからだ。
    [ ]一般的データの分析からは感動を与えることができない。なぜなら同じ情報源に頼っており横並びになりがちだから。
    [ ]情報分析ではなく多様化した世界を最適化する総合力
    [ ]本来新商品とは企業が持続可能な活動を行うための手段
    [ ]そのゴールがどこにあるかはスタート時点てはわからない。結果的にゴールしていたりする。革新的な発明とはそういうものだ。
    [ ]デザイナーの役割は表層的な色や形を決めるオペレーターではない。
    [ ]計画とは将来への意志であり、現在から飛躍し、無理があり、現実不可能に見えるものでなくてはならない。現在の延長上にあり、合理的で現実可能な計画はむしろ予定と呼ぶべきだ。
    [ ]発明は世に出た時点で成否よ判断は下せない
    [ ]wow!
    [ ]ダニエルピンク ハイコンセプト
    [ ]ユーザー接点を人任せにしてはならない
    [ ]既存のやり方を忘却しつつ借用はするしたたかさ
    [ ]確信を得るために調査はある
    [ ]ロジック、センス、ラブ
    [ ]物語はストーリーとナラティブに訳し分けることができる。
    [ ]未完成によるものづくりはナラティブをつくるうえでも有効で、市場投入後のトレース、改良が必然になるし、多くの人が参画したものづくりはブランド作りにも役立つ
    2014/10/29 20:48:33

    0
    2018年12月09日

    Posted by ブクログ

    凄く面白かった.

    デザイン思考に関する本だけど,フレームワークの解説などではない.
    3~4つほどの,筆者の代表的なプロダクト事例についてのストーリーを解説付きで展開していく中で
    自然とデザインマネジメント的な視点を身に付けていく感覚.
    この本自体がよくデザインされた追体験による学びの場となっている.

    事例もハラハラするようなものばかりだった.
    「物干し竿屋さんだけど,新商品をデザインして欲しい」と言われても,どうしよもないだろう..という依頼に対しても,
    生活者の深くに潜む Wants をすくい取り,
    それをプロジェクトのミッションに落とし込み,
    プロダクトデザイン群に落とし込み,
    チーム・組織やセールスのデザインにまで反映していく,
    というデザインマネジメントの働きに本当に驚嘆した.
    さらにそれらの成果はストーリーとなって,さらに次のプロダクトに反映されていくという循環.

    いろんなフレームワークはまた別途学ぶとして,
    ひとまず筆者としては,以下の3点を抑えて欲しいとのこと.
    ・ロジック:思考を積み重ねる.ストーリーを紡ぐ
    ・センス:知覚・知識・連想. 視点の広がり
    ・ラブ:心に響く・快・情熱

    あと,番外的に マズローの5段階欲求仮説について触れていたけれど,
    「自己実現欲求」の意味として「その人がなり得るもの全てになろうとする願望」と引用していた.
    なるほど,自分の可能性を「実現」するという意味だったのか.. 今更知った.
    可能性への挑戦,大切ですね. この本の文脈で言われるとよりよく分かる.

    0
    2017年11月17日

    Posted by ブクログ

    コンセプトからブランディングまで一気通貫でデザインすることが大事でAIに負けない創り手の魂のやうなものはそーゆーところから表出するのではないかなと思うのである。人のマネジメントよりもデザインプロダクトのマネジメントで結果人もマネジメントみたいなのが望ましい。

    0
    2017年04月17日

    Posted by ブクログ

    ・デザインとは意匠だけでないより広範囲なものである。

    ・コンセプトや見せ方の価値は、物や情報があふれる現代でより高いものに。
     これがデザインが今日求められる理由である。

    0
    2016年08月07日

    Posted by ブクログ

    ・デザインはなぜから始まる。総合的に計画、設計すること
    ・プロタ゛クトがうまれ死ぬまでのスパンで考えて全体を設計する
    ・デザインとは創造的計画であり発明。リフレーミング(再定義)である。柔軟的思考で、既成概念にとらわれず別の角度からものごとをみる(欠点は長所にもなる)

    ・デッサンは足でかけ。全体最適。
    ・デザイナーはアーティストではない。
    ・大事なのはウォンツをみつけること。人は新しいものが好き。また楽しくなければいけない
    ・ヒアリングは可能性を広げる。

    ・物語をつくる。コンセプトメイキング
    ・多様性は必須
    ・講義より読書。読書より体験
    ・ロジックだけではだめ。今はフレームワークに頼ってはいけない。みな同じフレームワークをつかっているので、同じ結果しか出ない。MECEな整理は現実にはありえない

    ・センスとは、ユーザの物語をわがことのように感じて共感することができるセンスやユーザ体験をその目線に立ってデザインすることができるセンスのこと
    ・共感できる物語をつくる。右脳も左脳も大事

    ・ロジック+センス+ラブ。ラブは多様性から生まれる。多様性あるメンバーだけではマルチディシプリン。共通の理念、言語があってはじめてインターディシプリンになる
    ・同じ目線が大事
    ・デザインマネージメントはおわらない(デザインマネージメントは経営マネージメントである)

    0
    2015年06月26日

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