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お前を救い出す。世界が幾度終わろうとも。 "千年を生きる神"神鳴沢セカイは、白髪赤眼の美少女。世間知らずで尊大で、見た目は幼いのに酒と葉巻をたしなみ、一日中お屋敷で本を読んで過ごしている。 彼女の"生贄"として捧げられた高校生・桐島ユウキ。『生贄になる代わりに何でも言うことを聞いてやろう』と言われた彼はこう願い出た―― 「神鳴沢セカイさん。俺と結婚してください」。 そして始まるふたりの生活だが――穏やかで他愛のない日々は、やがて世界が抱える恐るべき秘密によって狂い始めていく。 どこまでも純粋な愛の喜劇〈ラブコメディ〉。決して果てることのない物語がここに始まる!
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Posted by ブクログ
俺「あの、『ご愁傷さま二ノ宮くん』と『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』の作者である鈴木大輔さんが文句のつけようがないラブコメを書いたって」
友「そうなんだ、どんなタイトル」
俺「文句のつけようがないラブコメ」
友「えっ」
俺「えっ」
下手な寸劇はおいといて、『文句のつけようがないラブコ メ』、略して『もんラブ』を読み終わりました。
一言で言えば、いい作品だった。
有名作品の作者ってだけで気になるのに、そんな人が最高のラブコメを書くっていうだけで、読んでみたくなる。
そもそも、『ご愁傷さま二ノ宮くん』も『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』もある意味最高のラブコメと評してもおかしくない出来だから、もんラブではどんなものが出来上がるのかとても楽しみ!
しかも、この一巻の内容だよ。
一巻はプロローグ。
この世界の真実、物語の裏話をバーンと一巻で提示していました。
そして、これから物語が動いていく予感を漂わせつつ 、次巻へ続く。
名前がカタカナで表示されているのは、もしかしたら、人を特定しないでこれまでの彼らの物語はこんな感じだと表しているのではないかと。
そして、名前が漢字で書かれ、実際に彼らの物語が紡がれていく。
そんなイメージを受けました。
確かに読んでる間、登場人物が実際の人間っぽくないなと感じていました。
そもそも、一巻は裏話であり、この類いの裏話は最終巻に向けて徐々に明らかにしていくのがよくある型のような気がします。
それを最初に提示するとは。
そして、本の中では愛の喜劇が始まるとありますが、一巻の内容は表面だけ見れば愛の悲劇に違いない。
この物語の行く末は悲劇であると提示しながら、この物語はラブコメと銘を打つ。
しかも、文句のつけようがないと。
さあ、二巻、三巻と話がどう動くのか楽しみだ!
Posted by ブクログ
いや、マジか。
この終わり方はきついわ。
自らを犠牲にし世界を守っている神様少女と、彼女に捧げられ結婚した少年の話。
出逢いのプロポーズから、次第に心通わせていく様は定番のラブコメ。
少年が少女を救い出す展開は、まさしく王道。
……なのだけど、その後が違った。
確かにこれはある意味、愛の喜劇(ラブコメ)だろう。
でも、文句はたくさんあるなあ。
一体どうすればこのゲームはクリアになるんだ?
そもそもクリア条件はなんだ?
次巻もこれを繰り返すの?
そこに希望はあるの?
うーん、難しい。
次巻にその答えがあるのなら読んでみたいけど、
確認するのがちょっと怖い。
Posted by ブクログ
“「いいや」
神様が首を振る。
「問題ない。とても素晴らしいな。うん。とても素敵だ。そうか、わたしは幸せにしてもらえるのか。世界中が敵に回っても関係ないのか」
こくこく頷いている。
噛みしめるように、ワインか何かを舌の上で転がしてゆっくり味わうように。
「うん。うれしいな。とてもうれしい。ふふ、ありがとうユウキ。わたしはとてもうれしいよ。心から感謝するよ」
そうしてにこりと。
花びらが咲きこぼれるように笑うのだった。”[P.82]
地の文章は少し淡々としつつ、登場人物同士の掛け合いが楽しい。
何か隠しているなと思いつつ読み進めていたら面白い展開が待ってた。
無人島でのシーンはどうしても泣く。
二巻の展開次第な気もする。楽しみ。
“もぐもぐ。
むしゃむしゃ。
ゆっくりとシガレットチョコを味わうセカイ。その横顔からは何も読み取れない。彼女は時々こういう表情をする。仙人のような、哲人のような、世捨て人のようなーー普段の感情豊かな神鳴沢セカイとは別の何かになる。
「前から思ってたんだけどさ」
おどけた調子でユウキは言う。
「お前ってほんとーに神様なのか?」
「うむ。ほんとーだとも」
「なんか俺にはさー、普通の人間に見えるんだよなお前ってヤツが」
「それはそうだろう。もともと人間なのだから」”[P.107]
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