お見世出し

お見世出し

462円 (税込)

2pt

お見世出しとは、京都の花街で修業を積んできた少女が舞妓としてデビューする晴れ舞台のこと。お見世出しの日を夢見て稽古に励む綾乃だったが、舞の稽古の時、師匠に「幸恵」という少女と問違われる。三十年前に死んだ舞妓見習いの少女・幸恵と自分が瓜二つだと知り、綾乃は愕然とするが――。千二百年の都・京都を舞台に繰り広げられる、雅びな恐怖譚。第十一回日本ホラー小説大賞短編賞受賞の表題作に二編を加えた珠玉の短編集。

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お見世出し のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ホラー小説大賞短篇賞受賞作品。
    京都の花街を舞台とした、和風ホラー。「怪談話」と言ったほうがしっくりくるかな。京ことばが妙に耳(目?)に馴染む感覚で、雰囲気にするすると浸りこめる。で、浸りこんだところでじわりと恐怖が……巧いなあ。しかしそのわりに高い評価を得られなかったのは、この上を行く過去の某作品

    0
    2010年01月29日

    Posted by ブクログ

    舞妓さんが主人公の和風ホラー。これは怖かった。人の暗いとこを上手く見せつつ、理解できない(得体の知れない)領域に持って行ってる。つまり、怪談してた。ホラー好きなら買って損しないと思う。

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    京都祇園を舞台にした舞妓さんのホラー。中でも『呪扇』がものすごく残酷というか想像してて鳥肌がたつような描写の連続ですごかった。
    第11回ホラー大賞短編賞受賞

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ハリウッド進出も噂される森山東第一作。
    ただひたすら「呪扇」を読むためだけに買え。
    この水準を常に超える作品を作り続けるのなら、ハリウッドなんて目じゃないと思いますが>スケキンさんにいさん

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    3編入っているどの作品も妖しく、哀しく。京言葉で、耳元で
    囁かれているような。是非次も祇園を舞台にした作品読みたいです。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    お見世出し
    純怪談とでも言いたいような古典的で上品な短編。京言葉で語られる雅な世界観が一貫しており、雰囲気の良さに惹き込まれる。

    お化け
    こちらも同様に花柳界を舞台にしたもの。世界観や語り口の魅力は共通するが、ホラー関連の設定はやや唐突さを感じる。

    呪扇
    一転してホラーらしいスプラッタ。悪くはな

    0
    2025年09月01日

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    私はそんなにぼっけえ、きょうてえ思い出さなかったけどなぁ。
    惜しい作品でしたねホラ大。

    最後の呪扇が私の大好きなエログロホラーで本当に面白かった!
    舞妓さんと京都とホラーという素敵な組み合わせの素敵なホラー小説でした。

    0
    2011年09月28日

    Posted by ブクログ

    舞妓・芸の世界を舞台にした三つの怪談

    「お見世出し」
    2004年第11回日本ホラー小説大賞短編賞
    舞台は京都宮川町
    お見世出しとは、舞妓デビューのイベント。
    「小梅」という舞妓のお見世出しに
    彼女にとてもよく似た亡くなった芸妓も呼ぶことにしようとー。
    20年前の作品ですが、舞台と京言葉が
    もっと古

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    3編からなる短編集。
    不気味な雰囲気を纏っていて、語り口調が何ともゾワっとする。
    ただ怖いのは好きだけど、痛いのは苦手。
    呪扇は痛いの連続で別の意味で鳥肌。

    0
    2018年01月12日

    Posted by ブクログ

    『お見世出し』『お化け』『呪扇』の3篇からなる京都花街ホラーは思った以上に楽しめた。舞妓、芸妓、扇子職人がそれぞれの篇で淡々と恐怖譚を語るのだがパターンが一緒なのでやや面白味に欠ける。しかしそれ以上にはんなりとした京言葉や花街の世界観が魅力的で、その雰囲気にグッと引き込まれた。登場人物の悲しい過去

    0
    2016年08月21日

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