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お見世出しとは、京都の花街で修業を積んできた少女が舞妓としてデビューする晴れ舞台のこと。お見世出しの日を夢見て稽古に励む綾乃だったが、舞の稽古の時、師匠に「幸恵」という少女と問違われる。三十年前に死んだ舞妓見習いの少女・幸恵と自分が瓜二つだと知り、綾乃は愕然とするが――。千二百年の都・京都を舞台に繰り広げられる、雅びな恐怖譚。第十一回日本ホラー小説大賞短編賞受賞の表題作に二編を加えた珠玉の短編集。
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Posted by ブクログ
ホラー小説大賞短篇賞受賞作品。 京都の花街を舞台とした、和風ホラー。「怪談話」と言ったほうがしっくりくるかな。京ことばが妙に耳(目?)に馴染む感覚で、雰囲気にするすると浸りこめる。で、浸りこんだところでじわりと恐怖が……巧いなあ。しかしそのわりに高い評価を得られなかったのは、この上を行く過去の某作品...続きを読むの存在があったからだそうで……なるほど。連想しますね。 ゆったりと静かな恐怖の表題作から、少し怪物的ホラーの要素を持つ「お化け」、そして凄惨な「呪扇」、というこの構成も見事。恐怖が加速する感じだなあ。
舞妓さんが主人公の和風ホラー。これは怖かった。人の暗いとこを上手く見せつつ、理解できない(得体の知れない)領域に持って行ってる。つまり、怪談してた。ホラー好きなら買って損しないと思う。
京都祇園を舞台にした舞妓さんのホラー。中でも『呪扇』がものすごく残酷というか想像してて鳥肌がたつような描写の連続ですごかった。 第11回ホラー大賞短編賞受賞
ハリウッド進出も噂される森山東第一作。 ただひたすら「呪扇」を読むためだけに買え。 この水準を常に超える作品を作り続けるのなら、ハリウッドなんて目じゃないと思いますが>スケキンさんにいさん
3編入っているどの作品も妖しく、哀しく。京言葉で、耳元で 囁かれているような。是非次も祇園を舞台にした作品読みたいです。
お見世出し 純怪談とでも言いたいような古典的で上品な短編。京言葉で語られる雅な世界観が一貫しており、雰囲気の良さに惹き込まれる。 お化け こちらも同様に花柳界を舞台にしたもの。世界観や語り口の魅力は共通するが、ホラー関連の設定はやや唐突さを感じる。 呪扇 一転してホラーらしいスプラッタ。悪くはな...続きを読むいが、せっかくなので品の良さをもっと大事にして欲しい。 こんな昭和な小説書ける人は貴重。しかもホラー。他も読もう
面白かった! 私はそんなにぼっけえ、きょうてえ思い出さなかったけどなぁ。 惜しい作品でしたねホラ大。 最後の呪扇が私の大好きなエログロホラーで本当に面白かった! 舞妓さんと京都とホラーという素敵な組み合わせの素敵なホラー小説でした。
舞妓・芸の世界を舞台にした三つの怪談 「お見世出し」 2004年第11回日本ホラー小説大賞短編賞 舞台は京都宮川町 お見世出しとは、舞妓デビューのイベント。 「小梅」という舞妓のお見世出しに 彼女にとてもよく似た亡くなった芸妓も呼ぶことにしようとー。 20年前の作品ですが、舞台と京言葉が もっと古...続きを読むい時代の風情を感じさせる。 ホラー作品となると思いますが、 やはりいつに時代でも恐ろしいのは 嫉妬や僻み。 「お化け」 なんともストレートなタイトル。 この作家さんを知らなかったのですが、 どうも覆面さんで 公務員との二足のわらじ系作家さんみたいですね。 得意分野が 祇園怪談的な京都出身のお方。 こちらも 舞妓さん達が主体の怪談なのですが、貴船から来る鬼がテーマなんです。 貴船といえば、源氏物語の賢木で六条御息所の参拝が思い出されます。 京都に疎いので距離感とか土地感がわからないのですが、昔から多少怪談めいた話が残るのでしょうか。 この話は、まあ怪談なのですが、ラストの舞妓の強さが魅力です。 「呪扇」 100年に一度、国の興亡に関わる時 作る事が許される呪扇。 怖い、痛い、悲しい、その作成方法。 殺人でも倒錯でもない。 呪扇を作るための行為は、神事めいた残酷さに貫かれている。あまりの痛ましさに、モチーフを探してみるも見つからず。これを作者が全て考えたのなら、立派な創作者。 ホラーの部類なんだろうとは思うけど イメージが離れなくてざわつく。
3編からなる短編集。 不気味な雰囲気を纏っていて、語り口調が何ともゾワっとする。 ただ怖いのは好きだけど、痛いのは苦手。 呪扇は痛いの連続で別の意味で鳥肌。
『お見世出し』『お化け』『呪扇』の3篇からなる京都花街ホラーは思った以上に楽しめた。舞妓、芸妓、扇子職人がそれぞれの篇で淡々と恐怖譚を語るのだがパターンが一緒なのでやや面白味に欠ける。しかしそれ以上にはんなりとした京言葉や花街の世界観が魅力的で、その雰囲気にグッと引き込まれた。登場人物の悲しい過去...続きを読むの件でちょっとホロっと来たかと思えばラストで切れ味のある怖さで落とすパターンも気に入った。『呪扇』の残虐的な展開も予想外で、さらりと語る怖さが余韻を引く。
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