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祇園南一の老舗お茶屋「夕月」に現れた、舞妓志望の少女・恵里花。女将の月春はその才能を見抜き、夕月に入ることを認めるが、霊に憑かれやすいという恵里花の周りでは不可解な事態が続出する。それは、痛ましき伝説をもつ梅姫の呪いなのか。そう、恵里花が梅の枝を折ったその時から、悪夢が始まったのだった。雅で華やかな世界に巻き起こる悲劇のゆくえは――。日本ホラー小説大賞出身作家が描く、驚愕と衝撃の連作短編集!
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Posted by ブクログ
祇園の舞妓・芸妓を巡る怪異を描いたホラー。だけれども、実はミステリでもありました。徐々に明かされる恐るべき真実。怪異の正体。幽霊よりも妖怪よりも、何よりも怖いのは人の執念なのかもしれません。 女ばかりの世界で繰り広げられる妬みや嫉みの恐ろしいこと。それを乗り越えてこそ一流の舞妓になれる、という強さも...続きを読む感じられるけれど。それ以上にやっぱり怖いなあこれは。華やかだけれど美しいばかりの世界ではありませんね……。
タカト画にひかれて。 いやぁ、もう、読んだら怖くて二度と京都に行けない、その2。 安心して読める文章だし、舞妓さんの様子が素敵だし、続きが気になってしまうし、面白いです。ただちょっと怖いのですが。
老舗お茶屋「夕月」で悲惨な事件が起こるのは果たして梅姫の呪いか、そこで生きる人の情念か。 はんなりにこにこチクチクやりあう舞妓さんたちを想像してゾクゾクした。 是非「お見世出し」も読みたい。
呪いだとか、ちょっと背筋が凍りそうって思いながら読んでいたんですが、最後の展開でほっと一安心しました。 と思っていたら最後の最後に来るか!って感じにぞっとしました。 舞妓の習慣だとかがあまり説明されないままに書かれていたのでそこはもう少し説明があってもよかったのでは、と。
現代の祇園を舞台にした、怨念と嫉妬が渦巻く展開がとても陰惨で望んだどおりの作品でした。 恨みが世代を超えて脈々と繋がっていくなんて、おぞまし過ぎる。
京都・祇園が舞台のホラー小説。 幽霊や呪い(のようなもの)は出てきますが、どちらかというと人間が怖い系。 舞妓さんのおっとり・しっとりした語り口とは裏腹に、日本のホラー! という感じのドロドロした関係が良いです。 ラストの2話は少しグロテスクかもしれません。
現代の京都、祇園を舞台としたホラーのようなミステリーのような。 『お見世出し』と比べるとグロさ(痛さ)は控えめ。 しかし恐ろしい。 何が怖いかって、呪いより幽霊よりも生きている人間のドロドロさが一番怖いってところが恐ろしい。
あまりに急に暑くなったので暑気払いで読みました。じわじわくる不気味さと女の怖さが相まって良かった。女の業と念を白塗りで隠して意地と負けん気で芸を磨き上げることによって伝統が織りなす優雅さを一層引き立たせているから美しく感じるんだろうな。
ホラーと思って読み進めていたら、最後はミステリーになっていた。しかし、怪奇よりも怖いのは人の方…と収める話かと思っていたら、やはり少しぞっとさせるような雰囲気を残す最後で良かった。だいぶグロテスクな表現があるので苦手な人は注意。
かなり良かった。 個人的には今年読んだ本の中でトップ3には入る出来でした。 序盤中盤はちゃんとホラー、最後に感動させてくるという驚きの展開。 傑作です。もっと有名になっていい気がします。
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