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ホラー小説大賞短篇賞受賞作品。
京都の花街を舞台とした、和風ホラー。「怪談話」と言ったほうがしっくりくるかな。京ことばが妙に耳(目?)に馴染む感覚で、雰囲気にするすると浸りこめる。で、浸りこんだところでじわりと恐怖が……巧いなあ。しかしそのわりに高い評価を得られなかったのは、この上を行く過去の某作品の存在があったからだそうで……なるほど。連想しますね。
ゆったりと静かな恐怖の表題作から、少し怪物的ホラーの要素を持つ「お化け」、そして凄惨な「呪扇」、というこの構成も見事。恐怖が加速する感じだなあ。
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舞妓さんが主人公の和風ホラー。これは怖かった。人の暗いとこを上手く見せつつ、理解できない(得体の知れない)領域に持って行ってる。つまり、怪談してた。ホラー好きなら買って損しないと思う。
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京都祇園を舞台にした舞妓さんのホラー。中でも『呪扇』がものすごく残酷というか想像してて鳥肌がたつような描写の連続ですごかった。
第11回ホラー大賞短編賞受賞
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ハリウッド進出も噂される森山東第一作。
ただひたすら「呪扇」を読むためだけに買え。
この水準を常に超える作品を作り続けるのなら、ハリウッドなんて目じゃないと思いますが>スケキンさんにいさん
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・お見世出し ★★★
現実にありそうなゾクゾクするようなホラーかと思ったら途中から非現実的でちょっと残念。
舞妓さんの言葉が読みにくい。
・お化け ★★★★
芸者さんの言葉に慣れてきたぞ。
前半は小母ちゃんの話で、後半は真奈ちゃんの話。
鬼が出てきて少し置いてけぼり感はあったが、普段読まないジャンルなので少し新鮮。
・呪扇 ★★★★
呪扇を作る過程がいい感じのグロさ!
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面白かった!
私はそんなにぼっけえ、きょうてえ思い出さなかったけどなぁ。
惜しい作品でしたねホラ大。
最後の呪扇が私の大好きなエログロホラーで本当に面白かった!
舞妓さんと京都とホラーという素敵な組み合わせの素敵なホラー小説でした。
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3編からなる短編集。
不気味な雰囲気を纏っていて、語り口調が何ともゾワっとする。
ただ怖いのは好きだけど、痛いのは苦手。
呪扇は痛いの連続で別の意味で鳥肌。
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『お見世出し』『お化け』『呪扇』の3篇からなる京都花街ホラーは思った以上に楽しめた。舞妓、芸妓、扇子職人がそれぞれの篇で淡々と恐怖譚を語るのだがパターンが一緒なのでやや面白味に欠ける。しかしそれ以上にはんなりとした京言葉や花街の世界観が魅力的で、その雰囲気にグッと引き込まれた。登場人物の悲しい過去の件でちょっとホロっと来たかと思えばラストで切れ味のある怖さで落とすパターンも気に入った。『呪扇』の残虐的な展開も予想外で、さらりと語る怖さが余韻を引く。