二〇世紀の歴史

二〇世紀の歴史

ビジネス・実用
1,188円 (税込)

5pt

激動の時代とよばれる二〇世紀。それは差別と被差別、支配と被支配の構造が世界を覆い、暴力と戦争にみちた帝国主義の時代であった。アフリカの分割、植民地の拡大、二度の世界大戦、冷戦の激化、独立抵抗運動の広がり。帝国世界の形成から解体まで、「長い二〇世紀」という視角から、現代につながる歴史の大きな流れを描く。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 国際
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波新書
  • タイトル
    :
    二〇世紀の歴史
  • タイトルID
    :
    289382
  • ページ数
    :
    300ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年11月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    18MB

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二〇世紀の歴史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    20世紀でどのように戦争があったかについて包括しているので、世界史を駆け足で学びたいという学生には最適の本であろう。第一次大戦でフランスやイギリスに労働者として中国から動員されて塹壕掘りをさせられていた、という話は世界史の教科書にはないのかもしれない。さらに金日成が1940年末ころからソビエトに避難していたという話も、北朝鮮に関する話の限りでは出てこない。
     こうした新しいことを知るにも役立つ本である。

    0
    2026年07月03日

    Posted by ブクログ

    帝国世界における支配―非支配の関係の形成から終焉までを「長い20世紀」として見るアプローチは面白かった。20世紀を代表する2つの大戦は帝国主義のクライマックスだったといって良いだろう。戦後に冷戦が始まると同時に帝国世界は解体し始め、1990年頃に冷戦と同時に終焉する。しかし今日の世界各地に見られる紛争や経済格差から分かるように、帝国世界が今日にもたらした負の影響は莫大であり、私たちは解決策を考え続けていかなければならない。

    0
    2026年03月25日

    Posted by ブクログ

    19世紀末~20世紀終盤の帝国主義世界の動きなどを極めて分かりやすく大きな視点で紹介してくれている良書。

    0
    2020年01月23日

    Posted by ブクログ

    帝国主義という思想をベースに、帝国(中心)と植民地(周縁)との関係から、20世紀の歴史、特に帝国主義の現場=植民地の歴史を叙述した本。帝国主義の登場、強化から、反帝国主義≒民族自決思想の萌芽と普及、枢軸国の逸脱と崩壊、帝国の崩壊までがよく整理されている。その中で帝国主義における暴力の実相をえぐり出す。今まで読んだ20世紀の叙述の中で最も分かり易い。そして強烈である。戦後70年を考える上で貴重な一冊になるのは間違いない。

    0
    2015年06月04日

    Posted by ブクログ

    20世紀とはどのような時代であったのか。
    本書では1870年代~1990年代初頭までの「長い20世紀」を、支配-被支配関係を軸に、一つの際立った時代として描いていく。

    支配-被支配関係で読み解いていく視角が、個人的にはとにかく分かりやすかった。受験世界史で学んだ出来事が、新たに有機的に結合していくような読書体験だった。個々に知っていたあの出来事この出来事が、次々と支配-被支配関係の論理に見事に乗っかってゆくのは、痛快でさえあった。
    特に第二次世界大戦に突入していった日独伊の行為は、既にヴェルサイユ体制下にあって過去のものとなりつつあった帝国主義的な支配-被支配関係を、自分たちのために再構築しようとして行った「時代遅れな」取り組みだという見方は面白かった。
    枢軸国側は歴史の流れからして、負けるべくして負けたのだという感じを抱いた。

    新書サイズということで、当然網羅性は低いのだが、それゆえに「支配-被支配関係の拡大と崩壊」という本書の大きな物語が、一切ブレることなく明確に冒頭から末尾まで貫かれている。論理展開も明快。
    一つの視角として自分の中に入れておきたい一冊だった。

    0
    2015年05月01日

    Posted by ブクログ

    著者はイギリス帝国史を専門とする木畑洋一。

    本書で扱う「20世紀」について、

    起点: 世界が帝国的な支配構造で覆われるようになり始めた時=1870年代

    終点: アフリカの各地域の独立(1990年ナミビア独立)、アパルトヘイト体制の終結、ソ連解体=1990年代初頭

    としている。


    暦の上での20世紀と異なる20世紀論として、ホブズボーム『極端な時代 短い20世紀 1814-1991年』がよく知られている(邦訳タイトルは『20世紀の歴史―極端な時代』)。

    ホブズボームは第一次世界大戦の開始からソ連の崩壊までの期間を「短い20世紀」として位置付けた。木畑はこの「短い20世紀」論は、「あくまでもヨーロッパ世界を中心とした時代区分」であると論じる。

    ――― 第一次世界大戦は、ヨーロッパにきわめて大きな衝撃を与え、激しい変動をもたらしたため、そこに眼をすえてみれば大戦に新しい時代の始まりを見ることは可能である。しかし、世界のそれ以外の地域、とりわけ植民地化されていた地域を広く視野に入れた場合には、その点は疑わしくなる。(7ページ)

    木畑は、「短い20世紀」論に対し、暦の上での19世紀後半から20世紀初めにかけて作り上げられた世界の仕組みが、二つの世界大戦によって解体の道をたどり始め、第二次世界大戦後に本格的に解体していった過程として「長い20世紀」を描く。アフリカ分割や植民地拡大の暴力性が「長い20世紀」論の中心論題であり、重視されているのは、支配された側の状況である。


    19世紀後半以降、帝国の競合によって世界が分割され、支配―被支配の関係が世界中に広がった。アフリカの分割、植民地の拡大、二度の世界大戦、冷戦の激化、独立抵抗運動の広がりという歴史をたどると、20世紀が戦争と暴力にみちた時代であり、(特に支配される側の)命があまりにも軽んじられていたことが分かる。


    21世紀は暴力を絶つ時代となるのか。支配ー被支配の構造をどの程度脱するのか。現代は「長い20世紀」から分断された時代ではない。連続性の中に現在があること、そして、新たな暴力が世界中に顕在化している現況を考えると、近接する過去の歴史を学ぶことの重要性を強く感じる。

    0
    2015年02月15日

    Posted by ブクログ

     こういう世界史の本というのは、図解雑学本なるビギナー向けの本か、プロ向けの専門書かに二極分化される傾向がある。それでも、本書は新書サイズで20世紀、特に帝国主義が勃興し終焉した1870年代から1990年代までの世界の歴史を(特に、国民国家体制を作り上げ、第1次世界大戦や第2次世界大戦などに代表される近代グローバリゼーションの波を)、コンパクトに概観できるようにまとめられている。更に、各時代の支配/被支配の様相について、南アフリカ、アイルランド、沖縄の様子を章末に定点観測という形で述べられている。
     特に20世紀の世界史から、国際関係論やグローバル化、冷戦体制が崩壊してから現代的な問題として顕在化したテロリズムや地域紛争など、解決しなければならない問題を捉える上で、大いに参考になるだろう。

    0
    2015年02月15日

    Posted by ブクログ

    本作は、20世紀を振り返る「世界史を一定程度鳥瞰する」というような一冊である。欧州諸国、アジア、アフリカ、米国、太平洋と広い話題を要領よく集めている。細々とした用語を覚えるようなことに四苦八苦するのではなく、こういうような「世界史の一時期を鳥瞰」という論に触れて、「私達が生きている世界は、どういう経過で今のようになって来たのか?」と考えることが、「歴史を学んでみよう」とすることの“眼目”なのではなかろうか?そうした意味でも、多くの皆さんに本書をお奨めしたい。

    0
    2014年11月06日

    Posted by ブクログ

    本書の特徴は、ホブズボームの「短い20世紀」に対し、「長い20世紀」という観点から、帝国主義を中心的な観点とし、歴史を記述することにある。帝国主義を中心に据える以上、西洋中心的な記述では不十分であるため、アジアやアフリカなどの地域も含めて、幅広く世界史を展開している。

    0
    2025年11月07日

    Posted by ブクログ

    タイトルが近代史ではなく二〇世紀の歴史であることがこの本の特徴だった。
    歴史の単語としての帝国しか知らない私にとって、今もそれが帝国に当てはまるような動きがあることを知る機会になった。

    0
    2024年09月01日

二〇世紀の歴史 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 国際
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波新書
  • タイトル
    :
    二〇世紀の歴史
  • タイトルID
    :
    289382
  • ページ数
    :
    300ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年11月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    18MB

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