皇太子婚約解消事件

皇太子婚約解消事件

小説・文芸
1,650円 (税込)

8pt

4.0

皇太子妃をめぐる裕仁親王(昭和天皇)の「宮中某重大事件」の前に、嘉仁親王(大正天皇)でも交代事件があった事実はあまり知られていない。皇太子婚約破棄事件の裏側から、特権階級に蠢いた思惑を探る労作。

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皇太子婚約解消事件 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ゴシップ的な臭いに惹かれ、野次馬根性で手にした一冊。大正天皇の婚約解消事件のノンフィクションで、こんなことがあったと初めて知りました。と同時に、平安辺りの皇族婚姻の根回しと言うか泥沼過程というか野望と言うか、そんなのも垣間見た気がして、個人的には楽しんでしまった一冊です。皇族に力を取り返すのも、中世の元気な上皇が浮かんでしまったり。今問題になってる宮家のことも、ここで種が蒔かれたか…と、興味深いところがいくつもありました。何だか古代とあんまり変わってないような気もするのだけれど。庶民には関係ないか。

    0
    2013年06月09日

    Posted by ブクログ

    いわゆる宮中某重大事件のほうは知っていたがこちらは知らなかったので、非常に面白かった。
    いろいろな意味でデリケートな事柄ながら、史料に拠っていることと、著者の推測によることが明確にされていているのも好もしく、一方で読み物としての面白さ・読みやすさを損なったりはしていない。
    それにしても、皇太子妃(将来の皇后)やその候補について、周辺の人々のなんと露骨に口さがないことよ。九条家のお姫さんに対してこれなんだから…。一方、現代語訳権記を読んでいるところなのだが、周囲の思惑による后妃たちへの様々な無礼はそれこそ王朝時代も似たようなものといえるし、例えば欧州の王配たちが晒された悪口等と思うと、洋の東西を問わないのかもしれない。別に皇室や王室じゃなくても、ヨメに対するシュート・コジュート的言説のすさまぢさってことかも…。それが皇・王室の話になると、皇統の継承という大義によって、周辺(現代だと国民みんな!)までシュート根性でいろいろ言いたくなっちゃうんすかね。
    意外にも、明治天皇や伏見宮といった家父長が、この件に巻き込まれた女性(特に禎子女王)に対してきめ細かい心配りをしているのが救いだった。

    0
    2013年02月16日

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