Posted by ブクログ
2014年10月16日
ガチガチ鉄板の厨二めいた少年漫画
猛獣の力を宿したキャラってのは、どこか『テラフォーマーズ』を彷彿とさせるも、高い画力と得も言われぬ勢いが、読み手に「真似している?」と感じさせないから凄い
異なる長所を持つ獣人らが、会社の為(表向きは)に闘うって基本設定も定番で、読み手を気構えさせなくて良し
ヒロイ...続きを読むン・瞳が外見は可愛くて、中身が可愛くなくて、想い人である祠堂を前にした時に可愛くなるって点も魅力だが、私は『牙闘(キリングバイツ)』に偶然か、何の因果か巻き込まれた野本の、小人間で、今後、どんなトラブルに巻き込まれても何だかんだで命が繋がるにしろ、人間的には全く成長しなさそうな、少年漫画の主人公らしくない、だからこそ、ヒロインの強さを際立たせる、華の無い個性に、村田先生の原作者としての恐るべき才を感じた
ちょいちょい、エロい描写が入ってるって点でも、読み手は満足できる
この巻でいきなり、大規模な武闘会がスタートするようで、一気に読み手を力づくで引き込みに来る点も高評価に値する
あと、帯の推薦コメントが最高だ