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Posted by ブクログ 2018年03月31日
面白かった。韓国ってそれなりに発展しているけど、どこか不安定というイメージがあるものだけど、金大中、廬武鉉、李明博、朴槿恵という4代の大統領政権下での、特に貿易・経済政策、社会保障・福祉政策をしっかり分析的に解説している。
それによると、韓国という国そして各大統領ともまったく無策だったりあさってを向...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月27日
本書は、過去約20年にわたる韓国の歴代政権(1998年の金大中政権から、盧武鉉政権、李明博政権、朴槿惠政権の4つの政権)に焦点を当てて主に福祉政策と通商政策の変遷を詳述している本でした。著者も本書内で述べているように、福祉と通商政策(FTA)をあわせて分析しているという意味で、面白い視点だと思いまし...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月01日
先進国となった韓国は、日本と同様に少子高齢化、経済格差、グローバル化の問題に直面している。金大中、盧武ヒョン、李明博、朴槿恵の大統領がどのような制約で何をなしてきたかを分析している。李明博までは、進歩派と保守派のイデオロギー対立が目立っていた。韓国は日本と違って労働流動性が高いのだな。社会福祉などは...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月15日
正直に言えば、自分には難しかった。
90年代以降の韓国の福祉政策を分析した本。
かつては家族の相互扶助努力によって表面化してこなかった格差が、新自由主義的なものに変わっていったのだが、その間にどのような力が働いていたのかを分析した、ということであろうか。
社会民主主義的な福祉政策を志向しながら、それ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月11日
嫌韓の書籍が多い中、金大中、廬武鉉、李明博という3代の大統領の福祉政策と経済政策を中心に、2代の進歩派と1代の保守派の大統領の政策が、当時の大統領がおかれた状況の結果、どのような政策をとらざる得なかったかを多くの資料や論文からまとめている。
結果として、現在の朴政権が抱える問題もまた歴代政権の置き...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月04日
韓国の政治上の問題点を挙げた本。金大中、盧泰愚、李明博、朴クネの4人の大統領の取り組み、特に社会保障政策と新自由主義に基づく経済政策に焦点を当て、なぜ、政策がうまくいかなかったかについて意見を述べている。保守派、進歩派の対立、湖南、嶺南など地域的な対立、年代の対立、貧富の格差の対立などが複雑に絡み合...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月23日
著者の大西裕(1965年~)は韓国の政治・行政を専門とする政治学者。
本書は、サムスン、現代グループなどの製品が世界を席巻し、ビジネス上は存在感を増す韓国が、国内政治において抱える課題を明らかにしたもので、2014年のサントリー学芸賞受賞作。
本書の主な内容は以下である。
◆韓国の政治は従前より、平...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月01日
韓国へは2回訪れたことがある。
ソウルマラソンと学会参加が目的。
いずれも目的がはっきりしていただけに、韓国の様子をのんびり楽しむことなく帰国。
そんな訪問の仕方をしているだけあって、韓国のことは全く知らないに等しい。
海外の人からすると、日本には未だに忍者や侍がいるのではと思われているのと同じよ...続きを読む
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