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Posted by ブクログ 2015年02月04日
紙では絶版なのがあまりに残念。
手垢のまみれた「神国日本」という概念を、文献を元に考察を加え、議論の土台を与えることに成功している。
神国ならびにその一部である天皇について「右」も「左」も無知な人も必読の文献。
・P33.天皇号の採用は今日では、天武・持統朝説が定説。
・P44.の伊勢の神様の...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月30日
[ 内容 ]
日本は神国である。
―誰もが耳にしたことのあるこの言説。
しかし、われわれは、「神国日本」がいったい何を意味するのか、本当に知っているのだろうか?
その展開を実証的にたどってみると意外な事実が見えてくる。
たとえば、「ナショナリズム」を高揚させるイデオロギーと思われがちなこの思想も、中...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
2006年五月に起こった森喜朗首相(当時)の「神の国」発言は多くの批判を受け、今でも嘲笑の対象となっている。しかし日本の「神国思想」の歴史的、現代的実像を正しく把握している人間がどこまでいるのだろうか。
「神の国」発言には天皇を存在を基盤とした選民思想(「天皇」と「ナショナリズム」)が垣間見えた。...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年03月25日
日本のナショナリズムに関する議論をする上で、一つの大きな視座となる内容。
この本の目的はあくまで「神国」というものの意味とその変遷を解き明かすことなのだが、内容はそれだけにとどまらない。必然的に天皇観や神道、日本における社会背景等の変遷にも時代ごとに言及しており、「神国」という一つの視点から体系...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年10月16日
しばし議論を巻き起こす「日本=神国」という理念。しかし我々はそもそもこの「神国」というものを正しく認識していると言い切れるだろうか。「神国」思想の変遷を当時の日本の社会構造、歴史、また当時の仏教などの関わりを踏まえた観点からたどったのが本書である。
若干、同じフレーズが多く構造がくどい気がしないでも...続きを読む
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