すべての神様の十月

すべての神様の十月

1,300円 (税込)

6pt

榎本帆奈は驚いた。金曜日の夜、行きつけのバーで隣り合ったハンサムな男性は、死神だったからだ。帆奈に召喚されたという死神は、いままで一度も“幸せ”を感じたことがないらしい。なぜなら“幸せ”を感じた瞬間、死神は……「幸せな死神」。池内雅人は貧しかった。貧乏神に取り憑かれていたのだ。ツキに見放された人生だったが、そんな人生を自ら<小吉人生>と称して楽観視していた。一方、貧乏神には雅人に取り憑かなければならない“理由”があった。なぜなら雅人が並々ならぬ……「貧乏神の災難」。人は時に、感謝したり、絶望したり、大事なものを見失いかけたりするもの。そんな人々の前に現れる神様の「意外な目的」が胸を打つ。「東京バンドワゴン」シリーズで人気の著者が紡いだちょっぴりひねりを利かせた短篇集。

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すべての神様の十月 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年02月16日

    読みやすく、面白い作品でした。
    死神や貧乏神、疫病神は人間に悪い影響を与えるイメージでしたが、この作品では死神や貧乏神、疫病神も人間のためにいて、人間のことを想っているという設定がポジティブでいいなと思いました。
    短編が7話で、話が繋がっていたので読みやすかったです。

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    Posted by ブクログ 2018年11月28日

    死神 貧乏神 疫病神 道祖神 九十九神 福の神

    日本におわす、さまざまな神様たちの
    温かいお話
    みんな人間に寄り添ってくれているんだなぁ

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    Posted by ブクログ 2018年10月12日

    八百万の神様の中から、死神、貧乏神、疫病神、道祖神、九十九神、福の神が登場する。
    何とも不思議であったかい気もちになるお話たちでした。
    ラストで、福の神の健忘症対応に現れた死神が第1話に登場する死神で、ひょんなことで出会った女性から贈られた素敵な名前がわかって、HappyEndって感じでした。

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    Posted by ブクログ 2015年10月07日

    なんとも人間ぽい神様たち(笑)
    一神教のような全能ではない故に身近に感じる。
    貧乏神や疫病神も厄災をもたらすだけではないのだなあ。
    まさに「災い転じて福となす」(≧∇≦)b
    こういう作品は小路幸也氏の持ち味がうまく生きてくる。

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    Posted by ブクログ 2015年04月28日

    すべての神様の役割。
    そうだったのねとあったかい気持ちになる。

    他の人に教えたくなっちゃう、そんな話。

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    Posted by ブクログ 2023年11月20日


    そうなんだ、八百万の神様って貧乏神、厄病神、死神までもがそうだったのか。
    どの神様も人間臭くてとても愛しいキャラクターで、ほっこりした気持ちになれるいいお話でした。
    神社や神棚の前で神妙に頭を下げる遠い存在だったのが、神様をすごく身近に感じられるようになりました。そういえば子供の頃おばあちゃんがト...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月20日

    人々に寄り添う死神、貧乏神、疫病神、九十九神、福の神のお話し。決して人を不幸にする存在でないこと、人も神に与えることが可能なことを教えてくれる。

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    Posted by ブクログ 2023年05月21日

    昔から居るとされる神様が現代に居るとしたら、こんな風に馴染んでるのかと思うと面白い。
    どのように助けているかを主張するわけでもなく、時には人間と友人のような関係になりながらも、自分の仕事をひたすら全うする様子は切なくも感じる。
    どの短編も読みやすかったが、九十九神のお話が特に好きだった。

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    Posted by ブクログ 2019年01月10日

    小路さん流の神さまたちのお話。見守る神あれば共に暮らす神あり。
    「人間はいいですね。凄いですね。なろうと思えば何にでもなれる」@死神。うーん、そうきますか。
    年の初めに気持ちが引き締まるような本でした。お天道様に恥じないように生きていかなくては。
    カバーが二重になっていて、内側のイラストも綺麗でした...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月14日

    考え方がステキ
    マイナスに捉えられがちな神様も
    全部プラスに考えられてる
    かわいいストーリーが多くて好き

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すべての神様の十月 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    PHP研究所
  • ページ数
    224ページ
  • 電子版発売日
    2014年07月25日
  • コンテンツ形式
    XMDF
  • サイズ(目安)
    1MB

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