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榎本帆奈は驚いた。金曜日の夜、行きつけのバーで隣り合ったハンサムな男性は、死神だったからだ。帆奈に召喚されたという死神は、いままで一度も“幸せ”を感じたことがないらしい。なぜなら“幸せ”を感じた瞬間、死神は……「幸せな死神」。池内雅人は貧しかった。貧乏神に取り憑かれていたのだ。ツキに見放された人生だったが、そんな人生を自ら<小吉人生>と称して楽観視していた。一方、貧乏神には雅人に取り憑かなければならない“理由”があった。なぜなら雅人が並々ならぬ……「貧乏神の災難」。人は時に、感謝したり、絶望したり、大事なものを見失いかけたりするもの。そんな人々の前に現れる神様の「意外な目的」が胸を打つ。「東京バンドワゴン」シリーズで人気の著者が紡いだちょっぴりひねりを利かせた短篇集。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年11月20日
そうなんだ、八百万の神様って貧乏神、厄病神、死神までもがそうだったのか。
どの神様も人間臭くてとても愛しいキャラクターで、ほっこりした気持ちになれるいいお話でした。
神社や神棚の前で神妙に頭を下げる遠い存在だったのが、神様をすごく身近に感じられるようになりました。そういえば子供の頃おばあちゃんがト...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月10日
小路さん流の神さまたちのお話。見守る神あれば共に暮らす神あり。
「人間はいいですね。凄いですね。なろうと思えば何にでもなれる」@死神。うーん、そうきますか。
年の初めに気持ちが引き締まるような本でした。お天道様に恥じないように生きていかなくては。
カバーが二重になっていて、内側のイラストも綺麗でした...続きを読む
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