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大東京で暮らすビンボーに欠かせないグッズとは? しんぶんし、あきかん、でんきぽっと、わりばし、かみぶくろ、そして「靴の卸売りセンター」で購入した1900円の革靴である。靴はいつもピカピカに磨いておくこと! こうすればビンボーが前近代的なものから、超近代的な思想とファッションを取り込んだライフスタイルとして確立するのである……。 まるで歳時記のような、四季を感じる楽しいビンボー生活マニュアル、お教えします!!
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疲れもとれる温泉のような名作
ほのぼのと見ていてとげもなく、落ち着いて読める安定剤のような作品。何回も読み返したくなる魅力は時代の優しさからくるものかもしれない。主人公もただの怠け者ではないところもよい。また復活してくれたらうれしい。
Posted by ブクログ
バブル景気ど真ん中の1988年から1989年にかけてモーニングで連載されていた、バブルと無縁の作品。 文学を愛するフリーターの主人公コースケの風呂なし下宿における楽しいビンボー生活が淡々と描かれている。 コースケには芸術家志望のガールフレンドひろ子がいるが、つかず離れずの関係で、詳細は描かれない。...続きを読むこれが本作品の最大の特色といってもいいだろう。 ビンボー下宿生活を題材にした作品といえば、高橋留美子「めぞん一刻」(1980年から1987年にかけてスピリッツで連載)だが、こちらは主人公五代くんの煩悩関係がストーリーの主軸となっているのと対照的。 下宿ではないがビンボー独身寮生活を描いた窪之内英策「ツルモク独身寮」(こちらもバブル景気ど真ん中の1988年から1991年にかけてスピリッツで連載。2008年ドラマ化されるらしい)でも、主人公正太の煩悩関係はストーリーの主軸であり、これが同世代男子にとってのリアルというやつだろう。 しかし、だからといって「大東京」がリアルさを欠く駄作ということではない。ラストも余韻を残す。
実家にあったのを久しぶりに引っ張りだして再読。 何も特別なことのない、コースケの日常が何とも言えずすてき。
よく某掲示板などでネタにされているのは知っていたので、読んでみた。あらゆることへの主人公の創意工夫がおもしろかった。
貧乏を楽しむ
貧乏に対して後ろ向きではない。 逆に貧乏であることを楽しんでいる。 色々工夫しながら会社勤めより楽しんでいる感じ。
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