江戸時代の談義本2作を、読み易い訳文とともに文庫化。いずれも、宮本武蔵『五輪書』とならぶ「剣術の秘伝書」であり「人生の書」でもある。「天狗芸術論」は、剣術者が深山で天狗に出会い、老荘や孔子・孟子、仏教思想をまじえて「芸術」すなわち「武芸」と「心術」の核心に触れる。「猫の妙術」では、どんな猫も敵わなかった大鼠を、一見のろまな古猫が簡単にやっつけてしまう。若い猫たちと家主の剣術家は、古猫に教えを乞う。(講談社学術文庫)

ジャンル
出版社
講談社
掲載誌・レーベル
講談社学術文庫
ページ数
192ページ
電子版発売日
2014年03月28日
紙の本の発売
2014年02月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
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天狗芸術論・猫の妙術 全訳注

Posted by ブクログ 2016年02月01日

天狗や猫から武芸の秘伝を教わるという形をとった、一風変わった伝書。著者の佚斎樗山(いっさい・ちょうざん)は江戸時代中期に流行した「談義本」の祖とされ、滑稽さの中に教訓や風刺を交える文体が特徴である。

技の解説ではなく、心のありかたを追求したもので、武術の修業者が陥りがちな心の迷いを丁寧にすくい取っ...続きを読む

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