冷泉家は藤原俊成・定家の血を引く「和歌の家」として、その伝統と文化を京都の地で今日まで守り続けている。冷泉家の長女として生まれた著者によれば、冷泉家には「大事にせんとバチが当たる」「相変わらずで結構」など、独特な伝統・文化継承の秘訣があるという。当主夫人でしか語りえない代々のエピソードをもとに、急速に変化する現代社会の中で、我々が時代に流されずに生きるためのヒントとなる“公家の知恵”、冷泉家八00年の「守る力」を明かす。【目次】はじめに/第一章 大事にせんとバチが当たる 守り伝えられてきた『明月記』/第二章 そこそこやから続いてきた 「歌の家」の八百年/第三章 「昔からそうしてきたから」でけっこうやないですか 公家の三百六十五日/第四章 知識も物産も情報もまとめて収めて 蔵こそ公家の生命線/第五章 “型”が守り、伝えるもの 「文化」の威力、底力/第六章 “これはお金の問題やない” 冷泉家の四季と行事/第七章 しなやかに強く。「相変わらず」ならけっこうや 冷泉家の人々/おわりに

ジャンル
出版社
集英社
掲載誌・レーベル
集英社新書
ページ数
192ページ
電子版発売日
2014年02月28日
紙の本の発売
2013年08月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
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冷泉家 八〇〇年の「守る力」

Posted by ブクログ 2013年10月24日

Webサイトでたまたまこの本のことを知り、おもしろそうかなと思って買ってみたのですが、期待を裏切られませんでした。
藤原俊成・定家を始祖とし、800年の歴史を連ねる冷泉家がどのような歴史の変遷を経てきたのか、和歌の伝統をどのように京都の地で守ってきたのかが非常に読みやすい文章で書かれていて、勉強にな...続きを読む

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冷泉家 八〇〇年の「守る力」

ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年09月29日

藤原俊成、定家につらなる歌の家の冷泉家を通じ、公家の役割や暮らし、有職故実に基づく伝統を変えないことによる安定について考えることができた。
さすがに庶民とは暮らしも文化・教養も、時間すらも違っているように感じた。
和歌と短歌の違いなど、教養を深める点で参考になることも多かった。
13-135

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冷泉家 八〇〇年の「守る力」

Posted by ブクログ 2014年01月05日

「新しいこと」「変えること」に無条件に価値を見出す人々がいる。
品のない価値観だな、と思うことがなんどかあった。

この本では、公家の価値観は「『昔からそうしてきたから』でけっこうやないですか」というところにある。と紹介している。
それがまつりごとを運営する力、有職故実というものであり、公家の力の源...続きを読む

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