半七捕物帳 二十九 熊の死骸

半七捕物帳 二十九 熊の死骸

660円 (税込)

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弘化二年正月二十四日、青山の権田原から麻布、六本木、芝の三田から高輪までを焼き尽くす大火事があった。半七は子分の松吉とともに高輪に住む仲間を助けるべく火事の中、進むが、道中、熊に出くわす。その熊の前に若い女が飛び出てくるが、どこからか男が現れ、熊に飛びついている間に若い女は難を逃れる。
この若い女は、田町の備前屋のひとり娘・お絹という娘であったが、大火事も納まり、半七もすっかりこの若い女のことを忘ていた頃、このお絹が殺されたと、聞かされる……。

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半七捕物帳 のシリーズ作品

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1~30件目 / 30件
  • 半七捕物帳 一 お文の魂
    660円 (税込)
    半七、初見参! 「ふみが来た、ふみが来た」 夜ごと、枕辺に現れる幽霊、おふみ。 「江戸時代の隠れたシャーロック・ホームズ」と呼ばれる、半七がその謎に迫る! 【目次】 お文の魂
  • 半七捕物帳 二 石灯籠
    660円 (税込)
    半七、初見参! 日本橋にある小間物屋「菊村」の女主人お寅が刺殺される。 お寅の娘のお菊と番頭の清次郎の逢瀬も知れ、お菊の行方が知れなくなる。 しかし、偶然にも事件に関わることになった半七が、つぶさに調査すると、あることに気づく! 果たして……。 半七が初陣の功名をあらわすことになった話。 【目次】 石燈籠
  • 半七捕物帳 三 勘平の死
    660円 (税込)
    半七の粋な気の利かせ方 半七の妹であるお粂が下谷に住む文字清を連れてくる。 彼女が言うには、つい先日、京橋にある和泉屋で行われた素人芝居『忠臣蔵』の最中、舞台用の刀が本身の刀とすり替えられ、早野勘平役だった和泉屋の息子角太郎が切腹の場面で、傷を負い、死んでしまった件について調べてほしい、とのこと。 彼女は、死んでしまった角太郎は実は私の子で、刀をすり替えたのは和泉屋のおかみ……と主張。早速、半七が調べ始める。 【目次】 勘平の死
  • 半七捕物帳 四 寝屋の二階
    660円 (税込)
    半七の粋な気の利かせ方 半七の手先、熊蔵が不穏な話を持ってくる。熊蔵の経営している湯屋に、大晦日も正月も欠かさずに毎日やってきては、怪しげな話をしている二人連れの侍がいるというのだ。 翌日、半七が湯屋を訪れ、侍が入浴しているうちに荷物を検めると、男か女かもわらないほど干からびた人間の首と、短い角と大きな口・牙を持った謎の動物の頭が出てきて――!? 半七にしては珍しい失敗話。果たして二人の侍の正体とは?
  • 半七捕物帳 五 お化け師匠
    660円 (税込)
    一見、恐ろしい事件だが、半七の眼はごまかせない 嘉永7(1854)年、長屋で踊りの師匠「お化け師匠」歌女寿(かめじゅ)が蛇に巻き殺される。 歌女寿は芸を仕込んでいた、身体の弱かった養女の歌女代を働かせ過ぎて、一年前に病死させてしまっていた。 その歌女代の霊が出ることから、歌女寿は「お化け師匠」と巷で呼ばれていたが、とうとう呪い殺されたのでは……との噂が立ち始める。 半七の推理は……。
  • 半七捕物帳 六 半鐘の怪
    660円 (税込)
    江戸の下町で起こる奇々怪々の事件。誰かのいたずらなのか? 江戸の下町で、火事でもないのに町内の半鐘が鳴らされるという奇妙な事件が起きる。 その後も、女の頭の上に何かが落ちかかって怯えさせたり、何者かが洗濯物をかぶって屋根から屋根へと走ったりと、町内を大騒ぎに陥れる。 やがて鍛冶屋の弟子である権太郎が、捕えられるが、その夜、半鐘がまた鳴らされる。 一連のいたずらの犯人は権太郎ではないのか? 半七は、どう解決するのか? 【目次】 半鐘の怪
  • 半七捕物帳 七 奥女中
    660円 (税込)
    文久2年のある夏の夕刻に、茶店を営んでいるお亀という女が娘のお蝶のことを相談しに、半七のもとを訪れる。 娘のお蝶が二度ほど奥女中にかどわかされ、どちらも10日ほど姿を消していたが、大金を持って戻ってきたというのである。 お蝶の話では、とある武家屋敷できれいな着物を着さされ座らされただけで、時折、様子を見に正体のわからないものが来たという。ただ怖くなって、泣いて帰りたいと頼んだので、礼金と共に帰してくれた、とのことであった。 しかし、今回、奥女中が二百両の金でお蝶をもらい受けたいとの話を持ってきたのである。 相談を受けた半七は……。 【目次】 奥女中
  • 半七捕物帳 八 帯取りの池
    660円 (税込)
    かつて市ヶ谷にあったという、帯取りの池(池に美しい錦の帯が浮いているのを見つけて取ろうとすると、たちまちその帯に巻き込まれ、池の底に飲み込まれてしまう‥‥。という伝説を持つ)。 その池に、あるとき、派手な女物の帯が浮かんでいた……。その後、帯の持ち主のおみよが死んでいたことが判明。誰かがおみよを殺害後、おみよの帯だけを投げ込んだのか? 半七は、調べはじめる……。 【目次】 帯取りの池
  • 半七捕物帳 九 春の雪解
    660円 (税込)
    慶応元年、雪がちらつく中、半七は、ある建物の門前で、女を振り切ろうとする按摩の徳寿を見かける。 数日後にも同じ場面に遭遇、徳寿から事情を聞くことにする。徳寿の話によると、その建物は吉原の辰伊勢の寮であり、なぜかそこに入るとぞっとするのだ。 半七が調べるうち、ある辻占売りが行方不明になっていることがわかる。 【目次】 春の雪解
  • 半七捕物帳 十 広重と河獺
    660円 (税込)
    2つの別々の話から成る作品。 『広重』は浅草田町の辺りで起きた事件。旗本屋敷の大屋根の上で、3、4歳の女の子の死体が見つかる。身元もそうだが、どうやってその大屋根の上に上がったかが頭を悩ませる。話は縄張り違いの半七のところまで来て、半七は調べ始める……。 『河獺』は、本所中の郷で何者かに襲われる事件が相次ぐ。「河獺」の仕業だと言われるが、五十両の入った財布がなくなった十右衛門は、自分がかこっているお元という女の従弟が。怪しいと告げるが……。 【目次】 広重と河獺
  • 半七捕物帳 十一 朝顔屋敷
    660円 (税込)
    安政三年十一月十六日、半七は、八丁堀の同心から呼ばれ、出かけていったところ、旗本の杉野家の用人から内密に相談を受ける。 杉野家の嫡男大三郎が、姿を消してしまったという……。付き添っていた中小姓が草履の緒をすげ替えていたほんのわずかな間だという。神隠しなのか? 半七は、直接杉本家の様子を探ろうとするが……。 【目次】 朝顔屋敷
  • 半七捕物帳 十二 猫騒動
    660円 (税込)
    内容紹介 文久二年の話。芝神明宮近くに住んでいた老女おまきは15、6匹の猫を飼っているほどの猫好きで、近所の人たちからは「猫婆」と嫌われていた。 迷惑した隣人たちは家主と話し、猫を捨てに行ったものの、すぐに戻ってくる有様で手の打ちようがない。結局、海に投げ込むという方法で落ち着いたが、その七日後「猫婆」おまきが頓死する。病気?殺し?それとも猫の祟り? 半七が捜査に乗り出す。 【目次】 猫騒動
  • 半七捕物帳 十三 弁天娘
    660円 (税込)
    安政元年、神田明神下にある山城屋の番頭利兵衛が、半七のもとを訪れる。 小僧の徳次郎が病気になり、実家で息を引き取ったという。ただ、死に際に徳次郎が、店の一人娘であるお此に殺されたと言い残したことから、兄の徳蔵が無心に来たのだ。犯人はお此なのか? 半七の推理が冴える! 【目次】 弁天娘
  • 半七捕物帳 十四 山祝いの夜
    660円 (税込)
    八丁堀同心の奥さんの産後見舞いに、箱根に向かっていた半七と子分の多吉。 旅に出て二日目の晩、泊まっていた宿で事件が起こる。商人が殺され、胴巻きの金が盗まれたのだ。 二人が役人の取り調べを待っていると、蚊帳の外から「助けてくれ」と声がする。 声の主は以前多吉に金を借りておきながら、今の今まで顏を出すことすらしていなかった道楽者の七蔵。 不義理を理由に突っぱねる多吉をたしなめ、半七が話を聞いてみると、七蔵は殺しの犯人と関わりがあったために、主人である若侍、市之助に手打ちにされそうになっているのだった。 責任を負う覚悟を決めてしまっている市之助と命が惜しい七蔵を助けるべく、半七は真相解明に乗り出す。
  • 半七捕物帳 十五 鷹のゆくえ
    660円 (税込)
    逃げた鷹の行方を突き止めることができるのか? 安政六年十月、半七は八丁堀の同心に朝から呼び出される。 申し渡された用件は、鷹の探索。将軍家の鷹匠である光井金之助が、鷹を逃がしてしまったという。 ことが露見すれば、鷹匠の切腹は免れない。 半七は現場の品川へと向かい、鷹の飛んで行った目黒のほうへと足を伸ばす。 途中、雨宿りで入った蕎麦屋で、鳥さしと知り合った半七は……。
  • 半七捕物帳 十六 津の国屋
    660円 (税込)
    弘化四年六月、常盤津の女師匠である文字春は、浴衣を着た十六・七の娘が後をついてくるのに気付き、気味悪く思いながらも声をかける。娘は、文字春が住む町内にある酒屋『津の国屋』の娘に逢いに来たらしかった。 しかし、しばらくすると、その娘はふっと暗がりに消えてしまう。怖くなった文字春は、慌てて大通りまで走り、大工の兼吉と出会う。兼吉から事情を聞いた文字春は、ますます怖くなり、生きた心地もしなくなる。 その後、津の国屋でも、怪しい出来事が続けて起こる‥‥。 今回は、半吉ではなく、色白の二枚目桐畑の常吉がこの解決に挑む。
  • 半七捕物帳 十七 三河万歳
    660円 (税込)
    ある年の十二月の朝、神田橋の御門外、鎌倉河岸の道端に、若い男の死体があった。ただ、まだ息のある三ヶ月くらいの嬰児がその男のふところに抱かれていた。その赤子には牙にも似た二本の歯が生えており、いわゆる鬼っ児であった。 そこに、赤子ならぬ猫の児をなくした香具師がいるという話を、半七の子分が聞き込んでくる。半七がその香具師・富蔵に事情を聞くが、富蔵はなぜか知らぬ存ぜぬを通すが……。 【目次】 三河万歳
  • 半七捕物帳 十八 槍突き
    660円 (税込)
    文化三年、突然、闇の中から槍で往来の人を突くという事件が続いたが、当時、下手人はわからずじまい。 そして約20年後の文政八年にもいわゆる『槍突き』が続発し、人々を不安と恐怖に陥れ、同心や岡っ引たちを血眼にさせる。 ある日、岡っ引の七兵衛に奇妙な情報がもたらされる。柳原の土手で若い女を乗せた駕籠が『槍突き』に突かれたのだが、中には黒猫が刺されて死んでいたのみであるという……。 【目次】 槍突き
  • 半七捕物帳 十九 お照の父
    660円 (税込)
    慶応元年五月の午後、半七のところに柳橋で芸妓をしているお浪が駈け込んできた。その日の朝早く、何者かが芸妓屋を営む新兵衛の家に押し入り、新兵衛が殺されたという。 唯一、犯人とおぼしき者を見かけた女中のお滝は寝ぼけていたのと、狼狽していたので、「背の低い小児のような怪物で、体一面黒かった。」と証言するが、役人は信じず、お滝はそのまま番屋に止められてしまう。 新兵衛は、最近、柳橋を引き払って遠いところへ引っ越したいといっており、役人は、それを嫌がっていた姉のお照の仕業ではないかと見る。柳橋の新兵衛の家を訪れた半七は、丹念に調べ始める……。 【目次】 お照の父
  • 半七捕物帳 二十 向島の寮
    660円 (税込)
    慶応二年の梅雨の頃、生薬屋の主人である平兵衛が半七のところへ相談に来る。 同店で働く女中のお徳の妹お通が、向島にある大家の寮に奉公したが、奉公先が気味が悪く、すぐにでも辞めたいという。 お通は大蛇を祭っているといわれる真っ暗な土蔵に毎度食事を持っていく役目を担っているのだが、ある日二階から降りてきた若い娘がお通に声をかけてきた。 この若い娘の正体はいったい? 果たして土蔵に祭られているという大蛇はいるのか? 半七が捜査に乗り出す……。 【目次】 向島の寮
  • 半七捕物帳 二十一 蝶合戦
    660円 (税込)
    かの吉良上野介の屋敷のあった、本所松坂町に住んでいた善昌という尼は、その自宅に弁天像を祭り、信者を集めていた。 万延元年六月に、近くの竪川で幾万という蝶が群がって乱れ飛んだときも、かつて善昌が予言していた凶事の前兆だと、信者は、囁いた。 それから半月の間、すなわち十五日間の大護摩焚きを行うことになったのだが、その最中、善昌は「お告げがあった」と祀ってあった弁天像を隠してしまう。 そして、護摩焚き終了の翌日、善昌がいなくなってしまった……。 集まった信者たちが家捜しをすると……。 【目次】 蝶合戦
  • 半七捕物帳 二十二 筆屋の娘
    660円 (税込)
    慶応三年八月、下谷広徳寺前の筆屋『東山堂』の姉娘おまんが急死した。 筆屋『東山堂』は姉のおまんと、妹のお年が、筆の穂先を舐めて毛を揃えてくれることから『舐め筆』の店として賑わっていたのだが、姉のおまんが毒を飲み、悶死したという。 近くの徳法寺の僧侶・善周も急死したことから、心中とも思われたが……。半七は、妹・お粂の助力もあり、手がかりをつかむ。 【目次】 筆屋の娘
  • 半七捕物帳 二十三 鬼娘
    660円 (税込)
    文久元年七月、半七の家に馬道の庄太が駈け込んでくる。 前日、台所で行水をつかっていた隣家の娘お作が、何者かに殺されたという。実は半月ほど前から、馬道近辺に白地の手拭、白地の浴衣の若い女が出没し、二人の女が相次いで殺されていた。 鬼婆で名高い浅茅ヶ原に近く、鬼婆ならぬ鬼娘が生贄を求めているのか? 半七は、意外なところで事件の糸口をつかむ。 【目次】 鬼娘
  • 半七捕物帳 二十四 小女郎狐
    660円 (税込)
    『御仕置例書』とは、江戸の奉行所に各地の代官所から判断が難しい裁きについて、問い合わせてきたものをまとめた帳面をいう。半七は、そこから下総国新石下村で寛延元年に起きた「小女郎狐」と呼ばれる事件を話し出す。 あるとき、猪番小屋で、酔い潰れた七人の若者が煙でいぶされ、うち五人が死亡するという事件が発生。村人たちは、この若者たちが少し前に小狐を殺していたことから、「小女郎」と呼ばれる狐の敵討ちに遭ったに違いないと噂する。 しかし、ひとり岡っ引の常陸屋長次郎は、事件のカギを別のところに見出す……。
  • 半七捕物帳 二十五 狐と僧
    660円 (税込)
    嘉永二年、谷中にある時光寺の住職・英善がいつの間にか狐になったという不可思議な噂が立った。仏事を終えた英善は、その帰途「ほかへ廻る」と小坊主の英俊だけを先に帰し、そのまま寺に戻らなかったというのである。そして翌朝、近くの寺の門前の溝で、英善の法衣や袈裟をつけた狐が死んでいたのだ。狐が住職になり澄ましていたのか? 半七は、英俊から話を聞くが……。
  • 半七捕物帳 二十六 女行者
    660円 (税込)
    文久元年九月、半七は茅場町にいる女行者についての調査を命じられる。 調査を命じられた女行者は、祈祷を業としている、十七、十八の美しい娘だったが、信者よりかなり多額の寄進を受けていたため、祈祷とは表向きで、実は、浪士の運動費調達ではないかとの専らの噂であった。 その信者のひとり、久次郎が、ここひと月あまりの間に彼女の下へ二、三百両を運び込んだらしいのだが、その後、久次郎は姿を消してしまう……。 手がかりを得るため、半七は……。
  • 半七捕物帳 二十七 化け銀杏
    660円 (税込)
    文久元年も押し迫った十一月二十四日、豪商河内屋へ「狩野探幽斎が描いた鬼の図の軸を五百両で売りたい」と本郷森川宿の旗本稲川伯耆の用人が話を持ってきた。河内屋の番頭である忠三郎が稲川の屋敷へ赴くと、半金の二百五十両で探幽の軸を手に入れることができた。だがその帰り道、森川宿で名高い松円寺の化け銀杏の下で何者かに投げ飛ばされ気絶。気が付くと予備の百両ともども軸が消えていた。半七は探索をするが、化け銀杏そして女幽霊まで出るという噂が。すると二十日ほど経ったある日、芝の豪商である三島屋が探幽斎の鬼の軸を手に入れたという情報が入ったのだが‥‥。
  • 半七捕物帳 二十八 雪達磨
    660円 (税込)
    文久2年大雪に見舞われた正月の雪が溶け出した十七日、六、七尺もあろうかという大きな雪達磨の中から、座禅を組んだような形の男の死体が出てくる。 男の身体には、致命傷もなく、刃物や絞殺した痕も認められない。半七は、男の身元を割り出しに馬喰町へ行き、男の宿から出てきた大量の南京玉に目をつける……。
  • 半七捕物帳 二十九 熊の死骸
    660円 (税込)
    弘化二年正月二十四日、青山の権田原から麻布、六本木、芝の三田から高輪までを焼き尽くす大火事があった。半七は子分の松吉とともに高輪に住む仲間を助けるべく火事の中、進むが、道中、熊に出くわす。その熊の前に若い女が飛び出てくるが、どこからか男が現れ、熊に飛びついている間に若い女は難を逃れる。 この若い女は、田町の備前屋のひとり娘・お絹という娘であったが、大火事も納まり、半七もすっかりこの若い女のことを忘ていた頃、このお絹が殺されたと、聞かされる……。
  • 半七捕物帳 三十 あま酒売
    660円 (税込)
    安政四年の正月から三月にかけて不可思議な噂が江戸に広まる。 毎日、暮れ六ツ、いわゆる「逢魔が時」の頃に、ひとりのお婆さんがどこからか出てきて、甘酒を売り歩いていた。 ただ、このお婆さんに近づくと、病気にかかり、蛇がのたくるように蒲団の上を這いまわり、ひどいときには死んでしまう、との噂が立つ。 その噂が徐々にひどくなり、半七たちも無視できずに調べ始める。 そして、半七は、そのお婆さんが、河内屋という質屋をのぞいていたとの情報を得る……。 早速、その河内屋を訪れた半七だったが……。

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