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捨てられた型落ちロボット・星屑と、天真爛漫で元気いっぱいな女子高生・ニーナ。
「ボクのご主人になってください」「ご主人じゃなくてッ……先生にならなってあげられるよ」
空を泳ぐ巨大な魚に食べられたり、飛行バイクで気ままな蝶について行ってみたり、つかまえた星を宙に浮かべたり。
突拍子もない出来事が日常に溶け込む世界で、かけがえのないキラキラした時間を一緒に過ごした星屑とニーナ。
“タイム・スキップ・コメディー”とうたっているだけあって、作中の時間はビュンビュン進み、なんと1巻では76年もの時が流れています。
世界観もよりSF的に進歩していくなかで、ただひとり変わらない星屑。
いまだに電池なんてモノで動き続ける時代遅れのロボットが、大切な記録(メモリー)を胸に、どう過ごし、誰に出会って、何をするのか?
二度寝で夢の続きを見るのはむずかしいですが、『星屑ニーナ』はページをめくればいつでもあの世界へ行ける。
いつまでも目を覚ましたくない、楽しい夢の中にいるような、心が躍るマンガです。
Posted by ブクログ
全4巻再読。通しで読み直してみると、ものすごくいい話じゃないか。
天真爛漫な女子高生ニーナと彼女をご主人様と慕うロボット星屑。二人の珍道中を描くSFコメディかと思わせて、その実は、ただ一人の愛を求める長い長い遍歴の物語。まさに福島聡版ピノキオ。
ピノキオに限らず、鉄腕アトムにしろA.I.しろ、人の心を持ってしまった人外の存在は、その出自と孤独から人以上に人の愛を欲する。しかし、欲するがゆえに、そして人以上に彼らの行動は人を逸脱し、孤独を深めるし、そこにこそ人ならざるものの悲劇がある。
こうした典型的なフォーマットを踏襲しながら、一方で福島聡らしい奇想天外なファンタジーを盛り込んで、最後はしっかりと大団円。いい作品でした。
Posted by ブクログ
四年の連載。第4巻は厚い、259ページもある。最終、29回で、この終わり方は誰も予想できなかっただろう、おそらく作者も含め。ゆえに他の方に並びネタバレは慎む。
「星を取ってきたらね」と昔、ニーナは言ったが、コーヘイはそれを成し遂げた。「ロボットは成長しないからキライ」と言われたが、ニーナに名づけられ「働かなくていい」と愛された星屑は「愛とは何か」学ぶことで成長した…/ピッピは別の時間線の彼方に消えた。昆虫帝国は来るのか?人類は愛を知ることで弱くなった。カブトムシの角はメスを競うためにある。星屑はウェイター型ロボットだったが、機転と謙虚と強引と幸運で危機を切り抜けた/鯨に呑まれたピノキオは試練の末に最後に男の子にしてもらえたのだった。Deus ex machina
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