無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで199万冊以上配信中!
電子版は本文中の写真を多数カラー写真に差し替えて掲載。
江戸幕府の末期を中枢で支えた幕臣、小栗上野介忠順。
日米修好通商条約の批准書交換のため渡米し、最新知識を貪欲に吸収した。
外国奉行、勘定奉行ほか要職を歴任し、行財政改革に辣腕を振るう。陸海軍の洋式化や横須賀製鉄所創設をはじめとする産業振興により、その後の近代化の礎を築いた。
戊辰戦争では薩長への徹底抗戦を唱えたが退けられ、上州の領地に隠退。新政府軍に捕縛され、斬首された。
幕府の命運に殉じた42年の生涯。
■目次
はじめに
序章 旗本小栗家
旗本と役方・番方/安祥譜代の旗本/代々受け継がれる「又一」と「信国」/小栗家の知行地と墓所/祖父中川忠英/父小栗忠高/嘉永二年の鹿狩/近世・幕末の新潟/新潟の総人口の推移/新潟奉行小栗忠高
第一章 家督相続まで
小栗の誕生/小栗の武芸/結城啓之助の影響/安積塾と小栗家/安積艮斎の『洋外紀略』/蛮社の獄と安積艮斎/安積塾の門下生たち/播磨国林田藩主の娘と結婚/ペリー再来航とプチャーチン来日
第二章 万延遣米使節団
ハリスの来日と条約勅許問題/領事裁判権と協定関税制の事実/最恵国待遇・居留地・遊歩区域/使節団派遣の経緯/小栗の従者たち/使節団の出発と随行艦咸臨丸/井伊大老暗殺とアメリカの報道/サンフランシスコへ/メア・アイランドでの咸臨丸の修理/パナマ経由でワシントンへ/通貨問題の交渉/条約批准書交換後の通貨問題/ニューヨークへ/使節団の帰国/柴田剛中と使節団員の関わり/帰国後の小栗が取り組んだ政策/小栗愛用のアラビア馬/ヒュースケン暗殺事件
第三章 ロシア軍艦対馬占拠事件
対馬事件とは/亀田丸の沿海州調査/イギリス軍艦による対馬測量/長崎奉行所の対応/江戸でのイギリス船対応策/イギリスとロシアの思惑/小栗による「見廻」/英露と日本の外交戦の結末
第四章 文久・元治の政局
シーボルトと小栗/第一次東禅寺事件と小栗/第二次東善寺事件と御殿山の焼き討ち/生麦事件の処置に当たる/江戸南町奉行/小栗糾弾される/栗本鋤雲と小栗/幕府洋式陸軍と小栗/関口製造所・滝野川反射炉・火薬製造所を設立/フランス式を導入した小栗農兵
第五章 幕府洋式海軍の整備
幕府海軍と長崎製鉄所/文久の幕政改革と海軍/小栗による海軍改革/横浜製鉄所とその周辺機能/横浜での海軍伝習/横須賀製鉄所設立の背景/使節団のフランス派遣を決定/横須賀製鉄所のスチームハンマー/横須賀製鉄所のドック/慶応の改革と小栗
第六章 戊辰戦争と小栗の死
武州世直し一揆と小栗/江戸薩摩藩邸の焼き討ち事件/主戦か恭順か/小栗、幕府から離れる/小栗騒動と暴徒の鎮圧/平穏な暮らし/江戸無血開城を知る/幕府陸海軍による嘆願/迫りくる東征軍/罪なくして斬られる/斬首後の届と小栗の首級/小栗夫人ら会津へ逃れる/荒川家に伝わる小栗家のこと/現在残る「小栗日記」
第七章 日本の近代化の礎
豪商高井鴻山/日本初の株式会社、兵庫商社/築地ホテル館/その他の近代化構想/富岡製糸場の建設/小栗を顕彰した人たち/蝦夷地開拓計画
終章 小栗が遺したもの
あとがき
主要参考文献
小栗上野介略年譜
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。